格安レンタルサーバー選びのポイント（上級者向け）

これは、上級者にとって、大変、重要です。
上級者は、レンタルサーバーに自由度を求めます。
自分の思うがままに自由に設定でき、できるだけ多くのリソースを利用したいと思うでしょう。

レンタルサーバーの場合、自由と引き換えに責任が付いて回ります。
一般社会と同じですね。

この意味を簡単に言うと、専用サーバー（VPSを含む）と共有サーバーの違いです。

ここでの、自由を手にするという意味合いは、専用サーバー（VPSを含む）を手にすることを意味します。

この自由（専用サーバー（VPSを含む））を手にするのは良いですが、それは、自分でサーバーの管理（メンテナンス）をするという責任も同時に担うことになります。

※ここで言うサーバーの管理とは、apache（ウェブサーバー）、sendmail（メールサーバー）などの最新バージョンへの更新作業を含む設定、管理（メンテナンス）のことを指します。

もちろん、共有サーバーでは、自由は制約されますが、サーバーの管理（メンテナンス）という責任はありません。

サーバーの管理（メンテナンス）は、レンタルサーバー会社で面倒みてくれます。契約している私たちユーザは、利用するだけで良いのです。

※ただし、自分の好みに合わせてサーバーのセッティングは、多少必要になります。


もちろん上級者の方々は、サーバー（apache（ウェブサーバー）、sendmail（メールサーバー）など）の管理（メンテナンス）を行うだけの知識、経験は豊富でしょう。
しかし、サーバーの管理（メンテナンス）のための時間をどれだけ割けますか？

サーバーの安定性を保つためには、サーバーの管理（メンテナンス）のための時間がある程度必要になります。


つまり、
サーバーの管理（メンテナンス）のための時間を割ける方は、専用サーバー（VPSを含む）がおすすめで、
割けない方は、共有サーバーの上位プランがおすすめということになります。

上級者の方にとっては、知識が豊富な故にリソースや機能の有無を気にすることが多いと思います。

しかし、よくよく考えてみましょう。

レンタルサーバーを借りる目的が、手段になっていませんか？

リソースや機能の有無などは、所詮は手段にすぎません。

本来の目的がはっきりしていれば、いらない機能もいっぱいあります。
それほどのリソースも必要でなかったりします。

むしろ、目的によっては、格安のレンタルサーバーで十分なことも多いかもしれません。

例えば、会社案内などアクセスはそれほどないが、安定性は大事なような場合は、php,mysqlなどがそれほど必要かどうか、よくよく検討する必要があります。
基本的に静的HTMLファイルでサイト構築する場合、無料で使えるウェブサーバーでも十分かもしれません。

CMSなどアクセスが多いサイトを構築する場合、やっぱり、それなりのスペックのサーバーが必要になるでしょう。

どのようなサイトを構築するためにどのような機能が必要か、を再チェックすると、案外、格安のレンタルサーバーで十分な場合も多々あります。

なんと言っても、root権限があり自由度は抜群です。さらには、この価格です。
安価な上に、かなりのパフォーマンスを提供してくれます。

この価格でのネットワークパフォーマンス（100MBPS共有回線）は、専用サーバーでは、ほぼ、ありえません。