お名前.comレンタルサーバー VPS (KVM) メモリ 8GB プラン

お名前.com レンタルサーバー VPS (KVM) は、
お名前.com のドメインレジストラで有名な GMOインターネット株式会社(1991年設立 東京)が提供する 仮想化技術 KVM による格安VPSです。 GMOが提供する お名前.com レンタルサーバー というサービスの１プラン ( VPS KVMプラン ) になります。

プランは、1Gメモリの 1Gプラン (CPU 仮想2コア, \940 ～ ) から 16Gメモリの 16Gプラン(CPU 仮想10コア) までと豊富です。

なんといってもお名前.com のネームバリューが特徴のレンタルサーバーです。
仮想化技術 KVM のVPSとしては、後発になりますが、VPS VZ プランで 仮想化技術 Virtuozzo（OpenVZ) を用いたVPSを提供していました。 さくらのVPS の成功に続き、クラウドコア(CloulCore) VPSの人気、評判が、きっかけだったんだと思いますが、 この 2012.4 から 仮想化技術 KVM を用いた格安VPS お名前.com レンタルサーバー VPS KVM プラン の提供を始めました。

お名前.com レンタルサーバー VPS (KVM) の特徴は、以下のようなものがあげられるでしょう。

• ライバルは、さくらのVPS
  

  なんといってもKVMを用いた格安VPSの先駆けの さくらのVPS がライバル？で、プラン内容も ほとんど同じ もしくは 若干上回ったスペックになっています。
  ハードスペックも似ているところから、さくらのVPSよりリーズナブルなVPSとなっています。
  
  さくらのVPSで提供していない技術として、準仮想化ドライバー(Virtio)のON/OFFの切り替えがあります。
  準仮想化ドライバー(Virtio)をONにすると更にパフォーマンスがあがります。
  それ以外は、ほとんど同じです。
  

  
  
• ハードスペックは、かなり良い
  

  先にも書いたように さくらのVPS 同様、CPUには、Intel(R) Xeon 3.06GHz が使われていて、パワーは、下手な自宅サーバー以上です。 ディスクも高速で、メモリ容量もプラン変更で 最安の 1,380円/月 で 2G が標準で割り当てられています。 最高のスペックでは、16Gまでとなり、安い専用サーバなら十分に勝てるほどのスペックでしょう。
  

  
  
• 解約時の返金はない
  

  基本的に年払い（年契約）の場合、途中解釈での返金はありません。 例えば、既に年払いで一括して１年分の支払いを行った後、契約期間１０ヶ月を残して解約したとしても １０ヶ月分の返金はありません。
  長期で契約する場合は、割引はありますが、注意が必要です。

  
  
• 長期運用の実績はない
  

  このレンタルサーバでの長期運用の実績はありません。 まだ、2012.4から始まったサービスですから、実績はありません。 ホームページに記載の運用実績は、

  「GMOアプリクラウド」のサーバー仮想化の技術や経験を元にVPSサービスを開発・運用しております。

  というように自前の実績でないことに注意しておくべきでしょう。GMOは、若干、誇大広告ではないか！？と思えるような表現も多いので注意が必要です。ちゃんと正しい情報もありますけどね。
  

  
  
• お試し期間１５日間、無料で使用できる
  

  お試し期間は、最近のレンタルサーバーでは、ほとんど当たり前になってきていますが、今でも無いところもあります。
  まずは、どんな感じか確認したいですよね。お試し期間１５日間でしっかり確認しましょう。
  

  
  

お名前.com レンタルサーバー VPS (KVM)のこのプランは、メモリ 8G のリソースが潤沢なプランで、
CPUコア数 6 、メモリ 8 GB 、ディスク容量 800GB とリソース的には、申し分ないでしょう。
安価な専用サーバであれば、7,000円/月 程度 ～ あることを考えれば、その価格とほぼ同等 ( 7,980円/月 ) で、充実したリソースを提供しています。

これまた、さくらのVPS の 8Gプラン の対抗プランであることも明らかです。
さくらのVPS 8Gプランが、7,980円/月 に対して お名前.com VPS (KVM) 8Gプランが、7,880円/月 って、これも 4Gプラン同様、 -100円差はすごいですね。
リソースは、ほぼ同じですから、ますますスゴイです。

プラン的には、下位プランの 2Gプランが、やっぱり、コストパフォーマンスは良さそうです。 ただ、仮想コア数 6 は、確かに魅力ですね。

運用コストだけを考えれば、
2Gプランを 3台契約するのもありかもしれません。 3台契約すれば、合計仮想12コアとなります。 もちろん、別サーバになることで無駄なリソースを使ってしまうことは間違いありませんが、負荷分散という点からは効果も期待できるところでしょう。

ただし、管理するサーバーの台数が増えれば増えるほど手間隙が掛かってしまいます。時間も掛かります。 その点、このプラン１台ですむなら、やっぱり、このプランの契約は、惜しむべきではないでしょう。
サーバーの設定がお仕事なら別ですが、 ほとんどの方は、サーバーの設定がお仕事でなく、利用して何らかの（お金とは限らず）利益を得る？ことが目的だと思いますから、 あまりサーバーの設定に時間を費やしても意味が無いでしょう。

そのような方には、このプランあるいは上位プランは魅力的なものでしょう。

ヘビーユーザやアクセスの多いサイト管理におすすめのプランです。
やっぱり、仮想コア数 6 は、魅力ですね。
まずは、１５日間のお試し期間で確認しましょう。

おすすめな方

• 管理するサーバの台数を少なくしたい方
  

  今までより安価な下位プランを複数台契約して、大きなサイトや負荷の高いサイトなどを運営、管理していた方には、管理台数を減らしたいというニーズもあると思います。 そんな方には、管理工数削減の意味でもこのプランを利用するメリットは十分にあると思います。
  

  
  
• ヘビーユーザやアクセスの多いサイト管理を行いたい方
  

  CPUの 仮想コア数が 6 なのは、見逃せないところでしょう。
  スクリプトの多用などによるCPUのパワー不足の方には、おすすめなプランでしょう。
  メモリ 8G,ディスク容量800GB と潤沢のリソースは、ヘビーユーザ向けでしょう。

  
  

おすすめでない方

• サーバのセッティングができない方
  

  もちろんVPSですので、サーバの設定、運用を自分でやらなければなりません。レンタルサーバ側では、基本的にハードのメンテナンス、輻輳チェック、コントロールパネルのサポートを行うのみです。 自由にできる反面、サーバの設定、運用の手間がかかります。時間的に、あるいは、技術的にメンテナンスを自分で行えない方には、そもそもVPSをおすすめしません。マネージドサーバがおすすめです。
  

  
  
• コストパフォーマンスを重視する方
  

  単純なコストパフォーマンスからすると、このプランは良いとは言えません。
  やっぱり、2Gプランのコストパフォーマンスからすると落ちます。2Gプラン を 3台借りても月額の運用コストは、まだ、2Gプラン 3 台が安いことからしても、 割高感はぬぐえません。
  ただ、サーバ１台でなんとか済ませたい方などには、メリットも十分考えられますから、用途によっては、サーバのみならずサーバの管理工数などを含めた全体的なコストパフォーマンスは、良い場合も考えられるでしょう。

  
  
• プランの移行やサーバの移行を考えている方
  

  アクセスが多くなって、プランの移行をしたくても、プランの移行はできません。プランの変更はできます。つまり、変更前の情報は、一切引き継がれません。 さくらのVPSの再契約と同じですね。ただ、まとめ払いの場合、再契約では、契約途中での解約時の返金はありませんが、ここのでプラン変更ならアップグレードなら差額の請求のみで良いことになるので、少しは良いですね。 ダウングレードでは、マイナスの差額が発生しても返金はありません。
  
  アクセスの変動には、対応できない・・・というか、それなりに手間がかかるかな・・・というところです。もちろん、ちゃんと計画的にやれば、良いことなんですけどね。