共有レンタルサーバーの簡単な安定度の調べ方
先にも書いたように、共有レンタルサーバーの簡単な安定度は、そのサーバーがどれだけ連続で動いているか・・・を見れば、おおよそわかると思います。
もちろん、メンテナンスでの再起動は除いてということになります。
その連続稼働時間を調べるには、UNIX系(Linuxを含む)においてuptimeコマンドを使えば良いだけです。
以下は、その使用イメージです。
$ uptime
12:50:39 up 76 days, 7:52, 0 users, load average: 0.01, 0.02, 0.05
$
|
12:50:39 :
コマンド出力時刻(現在時刻です)
up 76 days, 7:52 :
サーバーが起動してからの経過時間(これが連続稼働時間になります)
- この例では、サーバーが起動してから、76日と7時間52分が経過しています。
- つまり、少なくとも2か月半ぐらいは、連続で稼働しているということです。さらにサポート情報を確認して、2か月半ぐらい前にメンテナンスを実施しているか確認すると良いでしょう。
load average: 0.01, 0.02, 0.05 :
CPUの使用率のようなものです
ロードアベレージとは、
システムにかかる負荷(CPUを使うプロセスの数の平均値)をあらわします。
数値は、左から
のロードアベレージとなります。
CPUが
1つの場合、ロードアベレージが
1以上なら、CPUがずっと使われていることを意味します。つまり、負荷がかかっていることになります。
ちなみに上記の例は、ファイアバード(firebird)での実施例です。
また、以下はエックスサーバー(xserver)の実施例です。
$ uptime
12:52:01 up 39 days, 19:40, 1 user, load average: 0.27, 0.16, 0.11
$
|
エックスサーバー(xserver)は、そこそこ負荷が高いのがわかりますね。また、39日の連続稼働中ですから、メンテナンスでの再起動でないなら、かなり短いです。要確認ですね。
ロードアベレージからも、ファイアバード(firebird)と比較して負荷が高いのがわかります。
調べる時の必要な環境は?
環境は、共有レンタルサーバーの簡単な収容人数の調べ方 と同じです。
そちらを参照してください。
おまけ
海外のレンタルサーバーでは、以下のようの文言をよく見かけます。
99.9% Uptime
We guarantee that your website will be online 99.9% of the time that it's hosted with us.
これは、単純に稼働時間を 99.9 % 保障します・・・という文言で、
これによって、稼働時間(アクセスできない時間)が 1000分に1分以上あれば、返金します・・・みたいな文言が続きます。
要は、それだけ、このサーバーは、ダウンしないし、させませんよ。というアピールであり宣伝文句です。
ただ見方を変えれば、
1000 分 = 16.7 時間 = 0.7 日 なので、2日に1回ぐらいで再起動しても・・・これくらいの稼働時間は保障できます。
もっとざっくりと計算すれば、1日 1分は稼働しなくても良いので、1カ月で換算すれば、約30分程度はダウンします・・・とも読み取れます。
メンテナンスのためのサーバー停止もありますから、まあ、ざっくりと 99.9 % 保障というのは、普通ではあります。
さくらのレンタルサーバでは、以下のような記述があります。
稼働率 99.99 % 以上 ( 99.999% という表記もあります ) を達成したらしいです。
但し、保障するとは一言も書いていません。
さくらのレンタルサーバでは、だいたい3ヶ月に1度くらいは、メンテナンスがありますから、そんなものかなぁと思います。
ちなみに、アメブロは、毎週火曜日だったか?夜中に3時間以上、メンテナンスと称して、サーバーが停止します。ありえないと思うかもしれませんが、本当です。
UNIX系(Linuxを含む)場合は、上記のように簡単に稼働時間を確認できます。
ただ、連続稼動状況だけで全てがわかるわけではありません。一つの指標として参考になさると良いと思います。
共有レンタルサーバーを借りておられる方は、ちょっと試してみませんか?
案外、あなたのサーバーは稼働時間が短いかもしれませんよ。
口コミ・評判
口コミ・評判を投稿 :