SSH(シェル)が使えないレンタルサーバーには、PHP SHELLがおすすめ
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格安のレンタルサーバーでは、SSH(シェル)が使えるものは、限られてきます。
また、SSH(シェル)が使えても自由度が少なく、あまり意味がなかったり・・・。
どうせ、あまり使いものにならないのなら、無い方がまし・・・安いし・・・ということでSSH(シェル)なしの格安のレンタルサーバーを契約。
しかし、いざ契約してみるとアップロードが大変・・・なんてことはありませんか?
SSH(シェル)が使えれば、概ねZIPやTAR,GZIPなど圧縮系コマンドが使えますから、アップロード作業が、圧倒的に楽になりますよね。
そんな方には、PHP Shellがおすすめです。
PHP Shell は、
文字通りPHPをベースにウェブブラウザ経緯でシェルのような使い方をするものです。
PHPに詳しい方には、
proc_open でコマンドをプロセスキックしているだけです。
と言った方が、なるほどと理解いただけるかもしれません。
このため、proc_openで動作するコマンドは、なんでも動かせます。
逆に、proc_openやshell_execでの動作を禁止しているレンタルサーバーでは、PHP Shellは何も動きません。
もちろん、PHPが動作するレンタルサーバーでなければ何も意味がありませんよ。
このサイトで紹介しているレンタルサーバーには、PHPが動作しないものはありませんけどね。
注意!!
PHP Shellは、便利ですが、非常に危険なツール です。
基本的には、ウェブブラウザで誰でもアクセスできてサーバーの操作を行うことができます。
使い終わったら、必ず、面倒でも削除 しましょう。何かあってからでは、取り返しがつきません。
当ホームページに含まれる情報により発生した直接損害・間接損害・特別損害・偶発損害・および派生的損害に対する責任は負いかねます。
あくまで、自己責任でお願いします。
PHP Shellのインストール
PHP Shellのインストールは、簡単です。
PHP Shellをレンタルサーバーのウェブブラウザから見えるディレクトリへアップロードして、そこにブラウザからアクセスするだけです。
セキュリティのためのユーザ、パスワードの設定もできます。
では、簡単に解説してみましょう。
PHP Shellの最新版をダウンロードする。
以下のPHP Shellサイトから最新版をダウンロードしましょう。
http://phpshell.sourceforge.net/
* 現在(2011.03.11)では、2.2が最新でした。
一旦、自PCで解凍します。
config.php にPHP Shellを利用するユーザ、パスワードを編集します。
以下の例のように [users ] キーの配下に
ユーザ名="パスワード"
の形式で設定します。
[users]
; The default configuration has no users defined, you have to add your
; own (choose good passwords!). Add uses as simple
;
; username = "password"
taro="hanako"
上の例では、
ユーザ名:taro
パスワード:hanako
ということになります。
PHP Shell一式をレンタルサーバーへFTPでアップロードする。
ここでアップロードするディレクトリは、もちろんウェブ上でアクセスできるディレクトリでなければなりません。
例えば、
example.com -> /home/user/public_html/
のように ドメイン名 example.com に、 ディレクトリ /home/use-id/public_html/ が割り当てられている場合は、
PHP Shell -> /home/user/public_html/phpshell/
のようなディレクトリへアップロードしましょう。
ウェブブラウザからアップロードしたPHP Shellへアクセスする。
上記の例で言えば、
http://example.com/phpshell/phpshell.php
へアクセスします。
必ず、phpshell.php までしっかり指定します。
すると、以下のようなログイン画面が表示されます。
先に指定したユーザ名、パスワードをここで入力します。
入力を終えたら、Login をクリックします。
画面下に適当なコマンドを入力して Enter もしくは、Execute Command をクリックします。
どうですか?画面上部にコマンドの結果が表示されればOKです。
こんな感じでいろいろ試すと良いと思います。
これで、とりあえず、zipやtar.gzipなどが、動かせればアップロードは楽になりますね。
セキュリティの面から、使い終わったらPHP Shellは削除 を強くおすすめします。
もちろん、上記のようなわかりやすいディレクトリへのPHP Shellのアップロードも危険です。
管理者以外の人がログインできた時点で、最悪の場合、サイトが乗っ取られることを覚悟しないといけません。
非常に危険なことを理解した上で、うまく使いましょう。
以降に、セキュリティ強化の対策をいくつかあげました。
参考にしてください。
PHP Shellのセキュリティ強化
上記のようにインストールしただけでは、非常に危険です。
以降に、セキュリティ強化の対策をいくつかあげました。
参考にしてください。
config.php のパスワードを符号化(暗号化)する。
これは、同梱されているpwhash.php を使って符号化(暗号化)することができます。
上記の例で言えば、
http://example.com/phpshell/pwhash.php
へアクセスします。
先の例と同じように、
ユーザ名:taro
パスワード:hanako
を入力してUpdate をクリックして、符号化(暗号化)しています。
taro = "sha1:d3afecf:d77xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx500f4a"
のところをコピーして、config.php の[users ] キーの配下に上書きします。
あとは、config.php をアップロードすればOKです。
PHP Shellのアップロードディレクトリの名前を変える。
アップロードディレクトリ先にphpshell のようなわかりやすい名前は止めましょう。
また、phpshell.php の名前を、適当な分かり難い名前に変更しましょう。
※phpshell.php のファイル名を変更しても問題なく動作します。
PHP Shellのアップロードディレクトリに空のindex.html を設置します。
index.html の中身は何も必要ありません。
これは、.htaccessで規制をかけることができる方は、必要ありません。
うまく設定できない方には、index.html を設置しておけば、ディレクトリへのアクセス(例でいいうと、http://example.com/phpshell/ とアクセスされたとき)でも、間違ってもファイルリストの表示をしなくなります。
PHP Shellのアップロードディレクトリをアクセスする際、ユーザ、パスワードを求めるように.htaccessを設置します。
.htaccess を正しく設定、設置すれば、その設置したディレクトリ配下へのアクセスにユーザ、パスワードを求めることができます。
以下は、.htaccess の設定例です。
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4
AuthUserFile "/home/user/public_html/phpshell/.htpasswd"
AuthName "Local Security Test"
AuthType BASIC
Require valid-user
このファイルを上記の例で言えば、
/home/user/public_html/phpshell/
へ設置します。
加えて、PHP Shellから、
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2
$ cd /home/user /public_html/phpshell/
$ htpasswd -nbm myName myPassword > .htpasswd
のようにして、.htpasswd を作成します。
* myName : ユーザ名
* myPassword : パスワード
順番は、.htpasswdを作ってから、.htaccessを更新します。
PHP Shellでは、パスが設定されていないことが多いです。そのため、コマンドを実行する場合、フルパスで指定しないと動作しないこともしばしばあります。
Linuxの場合、圧縮系コマンドは、デフォルトでは以下がフルパスのようです。ご参考までに。
コマンド
パス
zip
/usr/bin/zip
gzip
/bin/gzip
tar
/bin/tar
zipが動作しないことは、ままあります。ただ、フルパスで指定すれば、ほとんど動作します?しました。(2つしか試してませんけど・・・。
)
これが使えるとほんとにアップロードに時間短縮ができて、非常に楽ができます。
とりあえず、PHP Shellが動作したレンタルサーバーを以下に列挙しておきます。ご参考までに。
ミニバード(minibird)
ファイアバード(firebird)
クローバー(clouver)
注意!!
PHP Shellは、便利ですが、非常に危険なツール です。
基本的には、ウェブブラウザで誰でもアクセスできてサーバーの操作を行うことができます。
使い終わったら、必ず、面倒でも削除 しましょう。何かあってからでは、取り返しがつきません。
当ホームページに含まれる情報により発生した直接損害・間接損害・特別損害・偶発損害・および派生的損害に対する責任は負いかねます。
あくまで、自己責任でお願いします。
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