クラウドとは …

上図は、クラウドコンピューティングを象徴するようなネットワーク図です。

一般に、ネットワーク（主にインターネット）を雲（クラウド）の絵で表現し、その接続の詳細な部分は、あまり意味がなく、単に、接続していることを伝えるための絵になっています。

クラウドコンピューティングは、この絵のように雲の中をどのようなルートで接続しているのかは、ほとんど意味がなく、 雲（インターネット）の中に存在するコンピュータ（主にサーバーを意図したもの）と接続することでコンピュータを活用するということなのですね。


今までのコンピューティング（コンピュータの活用）は、主にハードディスクを利用して、そこにソフトウェアをインストールしてコンピュータを活用してきました。

しかし、クラウドの世界観では、極端な話、ハードディスクを主とせず、ネットワークを主とし、ネットワーク上のコンピュータ（主にサーバーを意図したもの）へ情報を蓄えて、 それをネットワーク上のサービス（主にサーバーから提供されるサービス）を活用するというものです。


このサイトは、レンタルサーバーのサイトなので、レンタルサーバーに関して少し説明してみます。

レンタルサーバー上で、ブログやランキング、掲示板などの何かのサービスなどを提供するということは、クラウドの第一歩でもあるんですね。

更に、最近では、VPSやリモートデスクトップを提供するレンタルサーバーもあります。このあたりになると、まさにクラウドの世界です。

どこからでもVPSやリモートデスクトップを使って作業を行うことができるようになりますね。


ただ、最近では、レンタルサーバーの世界では、クラウドというともう一つの意味あいを持つことが多くなりました。

それは、Amazon EC2(Amazon Elastic Compute Cloud)で代表されるように

CPUやメモリ、ディスク、回線帯域などのリソース（資源）を自由に選択して、自分の好みでコンピュータ（サーバー）を構成する

というようなインターネット（クラウド）上に自由に自分の空間（コンピュータ）を作り上げるようなイメージです。


更に、Amazon EC2が面白いのは、コンピュータ（サーバー）起動している時間で課金され、アクセスが増えれば、CPUやメモリを増設（オプション）すればいくらでもすぐに対応できるところです。

今までのレンタルサーバーのように、あらかじめいくつかのプランが用意されてた中から選択する場合では、その対応は、サーバーの移動を伴い、早々簡単に対応することができません。
このような臨機応変な対応ができる可能性があるのはVPSでしょう。


ある意味で、Amazon EC2は、VPSの高度なセッティングができるものと言えなくもないです。

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