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root権限ありってどういうこと?

root権限?

最近、VPSが流行っていることもあって、root権限の有無を表記するレンタルサーバーが増えてきました。

以前は、root権限有りのレンタルサーバーは、専用サーバーと決まっていましたが、 ここにきては、VPSという手ごろな仮想専用サーバーのようなものが出てきたこともあって、root権限という言葉を多く見かけるようになりました。

このroot権限って何?

と思われている方も多いかもしれません。

単純には、サーバーの設定権限をroot権限と言っても過言ではないかもしれません。
Windowsでいえば、Administrator(管理者)権限と同じです。

つまり、root権限有りっていうことは、
何でも自由に設定できますよ・・という意味でもあります。

また、VPSの仮想化技術によっては、OSも自由に自分で入れ替えることもできますから、本当の意味での管理者権限という意味あいも濃くなってきました。

今回は、そのroot権限のメリット・デメリットを考えてみます。


root権限のメリット・デメリット

まず、root権限の有無の違いを考えてみます。これは、非常に簡単です。

  • root権限有りということは、管理者はレンタルサーバーのユーザになります。
  • root権限無しということは、管理者はレンタルサーバーの管理会社になります。

ということになります。

また、管理者=責任者 でもあります。

では、まず、root権限有りのメリットを挙げてみましょう。

  • 自由にサーバーの設定を行うことができる

    自分が使いたいサーバー環境を自分で構築することができます。
    一般的に提供されていないJava系サーバーなども自分で構築できます。

  • サーバーのリソースを自分で自由に割り振れる

    サーバー内で利用するプログラム(プロセス)毎に使用するメモリ量なども指定できます。
    また、ユーザ数やメールアドレス、メーリングリストなどサーバーの全体的な負荷を考えて、いくらでも増減できます。


続けて、root権限有りのデメリットをあげてみましょう。

  • サーバーの問題は自分で解決しなければならない

    サーバーの設定やトラブルについては、自分で管理・対処・運営しなければなりません。
    Dos攻撃など仕掛けられた場合なども、自分である程度対策を講じていく必要があります。
    もちろん、VPSなどで他人と共有している場合は、管理会社で停止させられる場合もあります。

  • サーバーがダウンするのは自分の責任

    ハードウェアの障害を除き、サーバーがなんらかの要因でダウンした場合は、基本的に自分の責任になります。
    レンタルサーバーの管理会社は、root権限を渡すことで、責任の範囲がハードウェア全般にとどまります。ソフトウェア(OSを含む)のメンテナンス(更新作業を含む)は、ユーザ自身で行う必要があります。
    そのため、ハードウェアの障害でない限りは、ユーザ自身の責任になります。

root権限有りは、どんな人向き?

上記のメリット、デメリットからもわかるように、root権限有りのサーバーを運用するには、少なくとも

  • サーバーの知識
  • サーバーをメンテナンスする時間

が必要になります。

これから、わかるようにroot権限有りに向いている人は、

  • (これからサーバーの知識を増やしていきたい方も含めて)サーバー設定の知識がある方
  • サーバーの設定、メンテナンスに時間を割ける方
  • または、サーバーの設定、メンテナンスが好きな方

という方々になると思います。

root権限有りに向かない人は、

  • サーバーで商売(ビジネス)を始めようとする人

    アフィリエイトも含めてネット上で何らかの利益を得たいと思っている方、それを今から始めようという方には向きません。
    ネット上で何らかの商売(ビジネス)をやろうとする方は、まずは、コンテンツ(内容、情報)にこだわるべきでしょうから、 無駄にサーバーのメンテナンスで時間を浪費すべきではないと思います。
    最初は、共有レンタルサーバー+独自ドメインで始めるのが、最も無難でしょう。

  • サーバーのメンテナンスが面倒だと思う人

    root権限有りは、環境を自由に設定できて便利ではありますが、先に記述したようにサーバーのメンテナンスの時間は必要不可欠です。
    トラブルなどへの対応も自分自身で行う必要があるわけですから、面倒臭いと思う人は、共有レンタルサーバーあるいは マネージドサーバーを選択することをおすすめします。

という方々になると思います。

いかがでしょうか、簡単な特徴を抜き出して書いてみました。

このサイトでは、何度かVPS関連の記事でも書いてきました。
その都度、root権限の有無は、向き不向きのユーザがいますから、自分自身どうか、よくよく考えて契約しましょう・・・という旨の記載を行ってきました。
root権限有りのサーバーは、一般的に高額になりますし、費やす時間も多くなりますからね。


冒頭でも言ったようにroot権限有りの割安なVPSが出てきたことで、root権限の自由度を求めてそちらに一斉に流れだしているのが、最近の動きのようです。

ただ、ここで述べたように、このroot権限有りに向かない方もいるわけで、
もう少ししたら、VPSへ大きく流れた人の中で、揺り戻しで共有レンタルサーバーへ流れてくる人も増えてくるだろうと思います。

やっぱり、共有レンタルサーバーは安いし、楽ですからね。




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