GMOから新しい VPS ConoHa(このは) がリリースされたので、お名前.com VPS と比較してみました。
GMOから新しい VPS サービス ConoHa(このは) がリリースされました。
以下は、 ConoHa(このは)のページに記載されているキャッチコピー?です。
ConoHaとは、VPSのお手軽さとクラウドの拡張性を備えたサービスです。
通常のレンタルサーバーとは異なりOSレベルから好みのものを選択して利用でき、一般的なVPSよりも複雑な複数台構成のサービスも構築できます。
IPv6に対応することで最新のネットワーク環境にもキャッチアップが可能です。
クラウドではないけど、そこらのVPSとは、ちょっと違うよ!?
という感じでしょうかね。
今回は、同じGMOからリリースされているお名前.com VPS と ConoHa(このは)の違いを、簡単な比較から、ちょっとだけ解説してみます。
- 目次
- 履歴
2013.10.04 最低利用期間、LAN利用料金値下げ対応
2013.07.04 初版
ConoHa(このは)で提供されるプラン
ConoHa(このは)で提供されるプランは、以下のとおりです。
ついでに、お名前.com VPS でも同じプラン構成なので価格を比較してみました。
1GB |
2GB |
4GB |
8GB |
16GB |
メモリ 1GB |
メモリ 2GB |
メモリ 4GB |
メモリ 8GB |
メモリ16GB |
CPU 2コア |
CPU 3コア |
CPU 4コア |
CPU 6コア |
CPU 10コア |
HDD 100GB |
HDD 200GB |
HDD 400GB |
HDD 800GB |
1TB HDD |
初期費用
無料
お名前.com VPSの場合 : 無料
|
初期費用
無料
お名前.com VPSの場合 : 1,680円
|
初期費用
無料
お名前.com VPSの場合 : 5,680円
|
初期費用
無料
お名前.com VPSの場合 : 9,681円
|
初期費用
無料
お名前.com VPSの場合 : 16,680円
|
月額 976円
お名前.com VPSの場合 : 940円
|
月額 1,470円
お名前.com VPSの場合 : 1,380円
|
月額 3,969円
お名前.com VPSの場合 : 3,880円
|
月額 7,969円
お名前.com VPSの場合 : 7,880円
|
月額 16,170円
お名前.com VPSの場合 : 15,880円
|
月額では、微妙に高く設定されているものの、初期設定費を無料に抑えています。
さらには、年間割引などはありませんで、月額のみの提供のようです。
ConoHa(このは)と お名前.com VPS との違い
ConoHa(このは)と お名前.com VPS との違いを簡単に列挙してみました。
- IPv6 が使える
IPv6 は、お名前.com VPS では提供予定のままで、いまだに提供されていません。
いち早く、 ConoHa(このは)からリリースされました。ひょっとすると、お名前.com VPS への導入前のテスト?かもしれませんね。
17個まで無料
- IPv4 アドレスの追加ができる
この IPv4 アドレスの追加 も、お名前.com VPS では提供予定のままで、いまだに提供されていません。
いち早く、 ConoHa(このは)からリリースされました。ひょっとすると、お名前.com VPS への導入前のテスト?かもしれませんね。
IPv4アドレス1個あたり : 210円/月
- ローカルIPが使える
通常、VPSは、インターネットに公開されるためのサーバーとして利用することが多いわけですが、
個別にVPS同志を接続して、ネットワークを構成したくなることがあります。
例えば、データベースサーバーは、ウェブサーバーからだけ見れれば良い場合がほとんどでしょうから、別に外部に常に公開する必要はありません。
逆に常に公開していることは、セキュリティ上も良いことではありません。
そこで、このローカルIPが使えます。ローカルIPを使うことで、先のデータベースサーバーなどを公開せずに、ウェブサーバーの後ろに配置することができたりします。
このあたりは、クラウドっぽい機能ですね。
また、ローカル同士の接続は、1000Mbpsで接続されるので高速です。
1セグメント 2,100円/月
↓
1セグメント 525円/月 になりました。
最大2セグメントまで
サブネットは/24での提供
- 初期設定費0円、料金後払い
お名前.com VPS(KVM)が、前払いで、年払いによる割引などがあるのに対して、
ConoHa(このは)は、全プランで初期設定費0円、かつ、料金後払いとなります。つまり、使った分だけ料金請求という形になります。
この料金、支払形態は、Amazon EC2 や カゴヤ クラウド/VPS などの見られる支払形態で、クラウドの料金形態ともいえると思います。
但し、最低利用期間90日があるので、このあたりは、お名前.com VPS(KVM)と変わらないことに注意する必要があるでしょう。
↓
最低利用期間30日 約1カ月に変更になりました。これで、利用しやすくなりましたね。気に入らなければ1カ月で解約できます。
上記以外は、ほぼ お名前.com VPS の機能 そのままでしょう。
ISOアップロード機能、カスタムOSなど お名前.com VPS の機能 は、すべて網羅されているようです。
スナップショットもあります。これも お名前.com VPS の機能 のままで、一時、サーバーを停止してからスナップショットを作成するところまで同じなので、
物理的なサーバーも管理画面も 同じものだと思います。(もちろん管理画面の表面だけは違うと思いますが、中のプログラムは全く同じでしょう。)
まあ、ざっくり、こんな感じです。
ちょっと、面白そうではありますが、まだまだ、機能面で不足かもしれませんね。
単純に、お名前.com VPS で同じことをやっても良かったんじゃないかなぁと思いますが、
おそらくは、
ConoHa(このは) のターゲットは、
さくらのクラウド なのでしょうから、
これからのサービスの提供の方向性が、
- お名前.com VPS 対 さくらのVPS
- ConoHa(このは) 対 さくらのクラウド
ですみわけしていくんでしょうね。
追記 : 2013.7.25
従来のお名前.com VPS(KVM)などは今後どうなるのでしょうか。
塩原:従来のサービスは今後も継続していきます。ConoHaが出てきたことで、お名前.com VPSの位置付けとしては、
どちらかというとお名前.comブランドのユーザー層に向けたサービスになると思います。
たとえば、お名前.com VPS(KVM)もConoHaも、クラウド基盤ソフトの「OpenStack」をベースにしていますが、
新しい機能やサービスはまずConoHaから導入していく形になります。
出典 : http://internet.watch.impress.co.jp/docs/column/conoha/20130722_608097.html
このように、お名前.com VPS(KVM)と ConoHa のサービス導入の時期が異なるようです。
今後は、ConoHa に集約されていくんでしょうね、たぶん。
ConoHa(このは) に興味のある方、詳しい情報は、http://www.conoha.jp/ へどうぞ。
お名前.com VPS に興味のある方、詳しい情報は、http://www.onamae-server.com/vps/ へどうぞ。
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