さくらのマネージドサーバの料金から見たさくらのレンタルサーバ収容人数
さくらのマネージドサーバ(ここでは、Core 2 DuoプランとXeonプランで簡単に算出してみました)の料金(月額費用、初期設定費用)と
さくらのレンタルサーバの料金(月額費用、初期設定費用)の割合から、収容人数を算出してみました。
| さくらのマネージドサーバー | さくらのレンタルサーバ |
Atom | Core i5 | Xeon | スタンダード | プレミアム | ビジネス | ビジネスプロ |
初期設定費 | 0 | 45,000 | 65,000 | 1,000 | 1,000 | 5,000 | 5,000 |
月額費用 | 7,800 | 9,800 | 14,800 | 500 | 1,500 | 2,500 | 4,500 |
小計(*1) | 93,600 | 162,600 | 242,600 | 7,000 | 19,000 | 35,000 | 59,000 |
Atom からみた収容人数(*2) | 初期設定費 | 0 | 0 | 0 | 0 |
月額費用 | 16 | 5 | 3 | 2 |
小計 | 13 | 5 | 3 | 2 |
Core 2 Duo からみた収容人数(*3) | 初期設定費 | 45 | 45 | 9 | 9 |
月額費用 | 20 | 7 | 4 | 2 |
小計 | 23 | 9 | 5 | 3 |
Xeon からみた収容人数(*4) | 初期設定費 | 65 | 65 | 13 | 13 |
月額費用 | 30 | 10 | 6 | 3 |
小計 | 35 | 13 | 7 | 4 |
予想収容人数(*5) | 114 | 42 | 23 | 14 |
Pentium(M)での実績収容人数 | 114 | 45 | 24 | 12 |
(*1) 小計 = 初期設定費 + ( 月額費用 × 12 )
(*2) Atom費用 ÷ さくらのレンタルサーバ費用 = Atom 料金(月額費用 or 初期設定費用) ÷ レンタルサーバの料金(月額費用 or 初期設定費用)
(*3) Core 2 Duo費用 ÷ さくらのレンタルサーバ費用 = Core 2 Duo 料金(月額費用 or 初期設定費用) ÷ レンタルサーバの料金(月額費用 or 初期設定費用)
(*4) Xeon費用 ÷ さくらのレンタルサーバ費用 = Xeon 料金(月額費用 or 初期設定費用) ÷ レンタルサーバの料金(月額費用 or 初期設定費用)
(*5) 予想収容人数 = ( Xeon費用 ÷ さくらのレンタルサーバ費用 ) × 3.3
※計算結果の小数点以下は、四捨五入してあります。
ここでは、さくらのレンタルサーバの各プランの予想収容人数 の計算方法を
さくらのマネージドサーバ Xeonプラン と さくらのレンタルサーバの各プラン の価格比から算出してみました。
一応、以下に簡単に解説してみます。
( Xeon費用 ÷ さくらのレンタルサーバ費用 )
= Xeon 料金(月額費用 , 初期設定費用) ÷ 各プランのレンタルサーバの料金(月額費用 , 初期設定費用)
予想収容人数
= ( Xeon費用 ÷ さくらのレンタルサーバ費用 ) (小計) × 3.3
ここでの3.3という係数(数値)は、スタンダードプランの収容人数(114人)の実績値から、先の計算式にあてはめて逆算した値です。(それ以外に根拠はありません。)
この係数(数値)を、マネージドサーバの各プランで求めると 以下のような値になります。
プラン名 | Atom | Core i5 | Xeon |
倍率 | 8.55 | 4.92 | 3.30 |
さて、ここで さくらのレンタルサーバでは、現状サーバーのCPUが下記の種類あるとされています。
- Pentium M
- Core 2 T7200
- Xeon Dual-Core E3110
- Westmere E56xx/L56xx/X56xx (Nehalem-C) x 2CPU
これをさくらのマネージドサーバに当てはめれば、以下のような感じです。
(正確にはCPUは異なりますが、あくまで概略的(相当的)なものとしてお考えいただけると助かります。)
- さくらのレンタルサーバ Pentium M → さくらのマネージドサーバ Atom
- さくらのレンタルサーバ Core 2 T7200 → さくらのマネージドサーバ Core i5
- さくらのレンタルサーバ Xeon Dual-Core E3110 → さくらのマネージドサーバ Xeon
- さくらのレンタルサーバ Westmere E56xx/L56xx/X56xx (Nehalem-C) x 2CPU → さくらのマネージドサーバ Xeon
さて、先の係数(数値)の意味するところですが、これは、さくらのレンタルサーバにおいて収容人数がサーバーのCPUによって変動しないという前提なら、
さくらのレンタルサーバであたったサーバーのCPUが Core 2 Duoであった場合、Xeonに当たった人に比べれば、
1.5倍 (=4.92/3.3) ほど損をする ことになります。
ましてやPentiumとなれば、差は歴然ですよね。
仮にPentiumとAtom と同等としたら、
2.6倍 (=8.55/3.3) ほど損をすることになります。
この係数(数値)からもさくらのレンタルサーバは、CPUがXeonに当たるまで試用(お試し期間)を繰り返した方が良いことがよくわかります。当たり前ですけどね。
いかがでしょうか、簡単な計算ですが、マネージドサーバの新しいプランがどうやって金額設定されているか、なんとなく見えてきませんか?
さくらインターネット では、金額の設定がかなり論理的に設定されているという感じを受けます。
ただ、最近では、古いサーバーもあるので、その中でどう折り合いをつけていくか・・・苦慮しているような面も見え隠れします。
他のレンタルサーバでは、どうしても価格でのインパクトを重要視する傾向があるようですが、
結局、サーバを長く使うかどうかは、その収容人数、保守性、機能性といろんな要素から決まってくると思います。
サーバーの定着率が低いレンタルサーバーは、往々にして初期設定費用が高い・・・という傾向があるのは、このような理由にもよるんでしょうね。
どんなサーバーを選ぶにせよ、まずは、お試し期間でしっかりと確かめましょう。
さくらインターネット の さくらのレンタルサーバを試してみたい方は、
http://www.sakura.ne.jp/ からどうぞ。お試し期間は、2週間あります。
※お試し期間中は、共有SSLは利用できませんから注意してください。
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