レンタルサーバーの初期設定費用の意味
レンタルサーバー、特に共有レンタルサーバーでは、初期設定費用が、ほとんど設定されています。
これってなぜか?ちょっとだけ考えてみました。
レンタルサーバーの初期設定費用の意味?
レンタルサーバーの初期設定費用がなぜあるのか、考えてみました。
ユーザが離れないため
初期設定費があれば、契約時に支払ったその初期設定費用が無駄になるので、簡単にサーバーを移れなくなる。
これが、大きな理由の一つだと思います。
そもそもレンタルサーバーを移るには、特に初心者には、案外、敷居が高いものです。
今、動作している状態が、次に移るサーバーで同じように動くか!?は、それなりに知識が必要な場合もあります。
人気のWordpressなどをサーバーを移行する場合は、
ファイルの移行に加えて、MySQLのデータベースの移行が必要になったりします。
加えて、PHPのバージョンが異なる場合は、プラグインの動作確認も必要になってきます。
そう考えると、やっぱり、サーバーの移行って面倒ですよね。
しかし、中上級者にとっては、そんなのは、大したことではありませんから、
もし、少しでも気に入らないサーバーなら、躊躇なく、次のレンタルサーバーへ移ってしまいかねません。
そこで、初期設定費用がポイントになってきます。
特に中上級者の方々は、コストパフォーマンス的な面を重視する傾向がありますから、
初期設定費用がそれなりに高い場合、少々の不満があっても、初期設定費の支払実績から、半年から1年程度、使わざるを得ないと判断することも少なくありません。
例えば、月額 1,000 円程度のレンタルサーバーで、初期設定費が 5,000円 を考えてみてください。
次に移るサーバーが、やっぱり 初期設定費が 5,000円 で月額もほぼ同額だとすれば、初期設定費用だけで 10,000 円の支出になります。
この費用が、ある意味、無駄になりかねないことを考えれば、サーバーの移行も躊躇しますよね。
そこがポイントですよね。
利益を上げるため
初期設定費+最低利用期間(ほとんどは3ヶ月)で、最低限の利益を得る。
これが、大きな理由の一つだと思います。
なんといっても、レンタルサーバーを貸す出す側にしてみれば、初期投資をどれくらいで回収できるかがビジネスとしてのポイントですから
回収率を上げるためにも 初期設定費用が必要になってきます。
一般的に、共有レンタルサーバーであれば、
(初期設定費+3ヶ月利用金額) × 収容人数 で、サーバーの初期投資額を回収できると言われています。
例えば、さくらのレンタルサーバーのスタンダードプランで計算してみましょう。
( 1,000 + 500 x 3 ) x 100 = 160,000
と、当たらずとも遠からずという感じだと思います。
後、ユーザが3ヶ月以上使ってくれれば、サーバー以外の設備投資代の回収、利益ということになるのでしょうから、
ユーザが長く利用してくれることが、レンタルサーバー会社にとっては、利益の拡大につながるわけです。
最近では、かなり初期設定無料キャンペーンが増えた感じがしますね。
これは、以前に比べて、ハード的なサーバー構築のための初期投資額が下がった面も大きいのではないかと思います。
また、レンタルサーバーを借りる側も貸す側も、お互いに長く利用した(できる)方が、メリットが共有できるはずですから、
サーバーを選ぶときのポイントとして、コストパフォーマンスばかりを意識しすぎないことが、一つのポイントなのかもしれませんね。
使い勝手の良さ、サポートの対応の良さなどを重視すべきなのかもしれませんね。
この記事が、レンタルサーバー選びの参考になればうれしく思います。
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