さくらの専用サーバのスペックと料金、それとさくらのVPSとさくらのクラウドと比較してみた

さくらの専用サーバのスペック・料金

さくらの専用サーバ には、大きく３つのシリーズがあります。
いずれもディスク（SATA HDD,SAS HDD,SSD）、メモリ（16GB～）は、オプションによって変更することができます。

• エクスプレスシリーズ
• エクスプレス2Gシリーズ
• アドバンスドシリーズ

(価格は消費税抜きの価格です。)

このグラフは、比較対象間での相対的なリソースの増減を表現していますので、 全ての項目において、棒グラフが高いければ高いほど、リソースが潤沢と言えます。
また、リソースが無制限の場合は、比較対象データの最大値の3倍として表記しています。

(グラフは、最大値を100%としたときに倍率をスペック、価格毎に示したものです。)

それぞれのシリーズについて、以下にスペック・料金をまとめてみました。

エクスプレスシリーズ　　※100M共有回線（ベストエフォート）標準付帯

エクスプレス2Gシリーズ　　※100M共有回線（ベストエフォート）標準付帯

アドバンスドシリーズ　　※100M共有回線（ベストエフォート）標準付帯

さくらの専用サーバとさくらのクラウドとさくらのVPSを比較してみた

以下に、
さくらの専用サーバの中で最も安い エクスプレスシリーズ Xeon 4Core と、
さくらのVPSで最も高いプラン 8G プラン と、
とさくらのクラウドの CPU:4 Core / Memory: 8(GB) とを比較してみました。

おまけで、さくらのマネージドサーバ HDDプランもあわせて比較してみました。

(価格は消費税抜きの価格です。)

このグラフは、比較対象間での相対的なリソースの増減を表現していますので、 全ての項目において、棒グラフが高いければ高いほど、リソースが潤沢と言えます。
また、リソースが無制限の場合は、比較対象データの最大値の3倍として表記しています。

(グラフは、最大値を100%としたときに倍率をスペック、価格毎に示したものです。)

単純に比較するのは難しいですが、
初年度の総額からすれば、順当に さくらのVPSの上位プラン から さくらの専用サーバ へ価格が 比例的に遷移しているのがわかるかと思います。

その初年度総額と実際のサーバースペックからすれば、
さくらの専用サーバ(エクスプレスシリーズ Xeon 4Core)が、さくらのVPSのHDD最上位プラン 8Gプラン(仮想6コア) の 約 2台 分ぐらいに相当するような感じなんでしょうか。

さくらの専用サーバ(エクスプレスシリーズ Xeon 6Core)が、さくらのVPSのHDD最上位プラン 8Gプラン(仮想6コア) の 約 3台 分ぐらいに相当するような感じなんでしょうね。

さくらのVPSのSSD最上位プラン 16Gプラン(仮想8コア) となると さくらの専用サーバ(エクスプレスシリーズ Xeon 4Core)と、ほぼ同額になります。
次年度からの運用費になると、これが逆転して専用サーバがリーズナブルとなります。

さくらのクラウドにおいては、初年度から さくらの専用サーバ(エクスプレスシリーズ Xeon 4Core)よりも高く、 次年度からの運用費になると、倍近くになってしまいます。ここからは、さくらの専用サーバの安さが目立ちます。

また、さくらのマネージドサーバにおいては、初年度においては さくらの専用サーバ(エクスプレスシリーズ Xeon 4Core)より、若干、安価です。
次年度からの運用費になると、これも逆転して専用サーバがリーズナブルとなります。

まあ、しかし、さくらのマネージドサーバは、一切のサーバのメンテナンスをさくらインターネットが行ってくれるので、その手間賃だと思えば、それほど、高くはありません。

これから、ざっくりとコストパフォーマンスの順位を考えてみると、以下のような感じかなぁと思います。

1. さくらのVPS 8G(HDD)
2. さくらのマネージドサーバ(HDDプラン)
3. さくらの専用サーバ(エクスプレスシリーズ Xeon 4Core)
4. さくらのVPS 16G(SSD)
5. さくらの専用サーバ(エクスプレスシリーズ Xeon 6Core)
6. さくらのクラウド CPU:4/Memory:16

これは、CPUがある程度同じパフォーマンスが得られるとしての話であって、仮想コア数と物理コア数では、パフォーマンスは違いますから、上記の順位は正確には正しくはないでしょう。

ただ、価格から見た場合の導入のしやすさや、一時的なパフォーマンスであるにせよ、かなりの高スペックを得られるという意味では、ある程度、当たっているのではないかと思います。
また、さくらのマネージドサーバを上位にしているのは、その他のサーバーは、自分でサーバーの構築から行う必要があるのに対して さくらのマネージドサーバは 何もしなくてもすぐに使えます。 この点をコストとして意識した場合、かなりポイントは高いと思っています。

これらのことから、
さくらの専用サーバはコストパフォーマンス的にも、さくらのVPSのパフォーマンスで満足できないユーザの受け皿に十分なりえそうですね。
さくらのクラウドは、コストパフォーマンスよりも 突発的なアクセス急増などに対応すべくサーバーの自動化などのクラウド技術が必要な方向けと言えそうです。
さくらのマネージドサーバは、案外コストパフォーマンスが良く、サーバーの構築などが面倒な方やメンテナンスなどに時間を割かれるよりコンテンツに力を注ぎたい方には、非常に、便利なサーバーだと言えます。
さくらのVPSは、コストパフォーマンス的にかなり優秀と言わざるを得ないでしょうね。LANも無料で構築できるますから、ネットワークも組めます。 確かに さくらの専用サーバ には、1対1では敵いませんが、1対多なら、立ち向かえそうですよね。

いずれにせよ、まずは、何をしたいか？です。
用途にあったサーバー選びが最も大事です。