ハッスルサーバーが厳しい理由
ハッスルサーバーは、有限会社ネットエイド(東京)が提供する非常にリーズナブル(月額208円~)な共有レンタルサーバーです。
そのハッスルサーバーが、最近、めっきりとホームページの更新が途絶えております。
一時期は、ロリポップ!、さくらのレンタルサーバと張り合うくらいの勢いもあったのですが、最近では、サーバーのアップデートやメンテナンスのアナウンスもなく、
新着情報も2012.4 から途切れております。
ハッスルサーバーって、どうなんでしょうね。
今回は、ハッスルサーバーの現状について、簡単に解説してみます。
現状をハッスルサーバーとロリポップ!で比較してみました。
ハッスルサーバー、ロリポップ! 機能 比較表
チェック項目 | ハッスルサーバー | ロリポップ!(ロリポプラン) |
ディスク(GB) | 3 | 50 |
---|
マルチドメイン数 | 32 | 50 |
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サブドメイン数 | 32 | 300 |
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MySQL DB数 | 1 | 1 |
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転送量(目安)(GB/月) | 無制限 | 150 |
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メールアドレス数 | 無制限 | 無制限 |
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メーリングリスト数 | 無制限 | 5 |
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メール送信数(通/日) | 無制限 | 3000 |
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FTP複数ユーザでの管理 | × | × |
---|
SSH | × | × |
これを見ると、案外、悪くないように見えますが、
- 転送量(目安)(GB/月) : 無制限
- メール送信数(通/日) : 無制限
と、それぞれ無制限になっていますが、公式アナウンス上は、無制限ですが、実際は、無制限ではありません。
ロリポップ!のロリポプラン以下と言われています。転送量は、一時的に負荷が高くなると厳しいようで、アクセスが多い方には、かなり厳しいようです。
唯一、ロリポップ!より良さそうなのは、メーリングリストぐらいです。
最近のスペック強化に全くついていけていないハッスルサーバー
最近では、さくらのレンタルサーバが、容量アップを数回繰り返し、ついに、スタンダードプラン(500円/月)で大台の100GBとなりました。
MySQLが使えないライトプラン(125円/月)でさえも 10GB となりました。
ロリポップ!のロリポプラン(263円~/月) で、50GBとなっています。
ハッスルサーバーでは、
2012.01.10 ディスク容量を3Gに増量した後は、機能強化はありません。
さくらのレンタルサーバ、ロリポップ!がこの2年間に 10倍に容量アップしたのに対して、ハッスルサーバーは、そのままです。
また、ハッスルサーバーは、ディスク容量をアップした2年前のサーバースペックを強化しました。
CPUは、Core 2 Duo程度、メモリ 1GB と、これも、かなり古くなってしまいました。
つい、2,3年前まで、ハッスルサーバーとロリポップ!は、激しいくらいの価格競争を行っていました。
しかし、この2年であっという間に、ハッスルサーバーは置いてけぼりです。
これには、バックとなる会社の存在が大きいのかもしれません。
ロリポップ!は、GMO傘下になりましたし、
さくらインターネットは、双日から支援を受けています。
ハッスルサーバーが完全な独立系で運営されているのかは不明ですが、特に大手の企業と手を組んだという話は聞きませんから、
その点では、かなり厳しいのかもしれませんね。
さらに、管理会社が、受託開発も行っているので、そちらに軸足が移りつつあるのかもしれません。
正直、現状のウェブ関連のスペックからすると、かなり厳しいですし、メール関連のスペックは、まあまあだとしても、メールだけで良ければ、もっと安いさくらのレンタルサーバのライトプランという選択肢も出てきます。
そういう意味では、かなり、厳しい状況であることには間違いないと思います。
レンタルサーバーの業界も、常に更新しないと、厳しい世界ですからね、大変だとは思うのですが、
是非、復活を願うばかりです。
ハッスルサーバーについての詳しい情報は、http://www.hustle.ne.jp/ へどうぞ。
ロリポップ!についての詳しい情報は、http://lolipop.jp/ へどうぞ。
さくらのレンタルサーバについての詳しい情報は、http://www.sakura.ne.jp/ へどうぞ。
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