さくらのレンタルサーバ(さくらインターネット)のデータベース機能アップしたので以前の処理速度と比較してみた
今回、さくらのレンタルサーバ(さくらインターネット)では、以前はディスク容量を一気に引き上げましたが、今回は、データベースの機能を大幅にアップしました。
( 参考記事 : さくらインターネット(さくらのレンタルサーバー)がデータベースのサービス強化を行うそうです。 )
主な機能アップ項目
- 取り扱い可能なデータベース数の大幅アップ
- InnoDBの利用可能
- パフォーマンスの大幅アップ(従来比5倍)
そこで、今回は、以前(評判のさくらのレンタルサーバ(さくらインターネット)のスペックとパフォーマンスの違い)でも使った MySQL Bench を使ってデータベースのクエリ速度を計測してみました。
さらに、以前のデータを比較して、本当に5倍近いパフォーマンスのアップが図られたのか、確認してみました。
MySQL(データベース)処理速度の違い
MySQL(データベース)処理速度の計測方法
データベース(MySQL)のサーバーは、実際には、自動的に割り当てられる別のサーバーになります。
そのMySQLサーバーのパフォーマンスをMyBench ( http://jeremy.zawodny.com/mysql/mybench/ ) を使って確認してみました。
サンプルのデータは、すべて同じもの ( WordPressの本物のデータから記事 ) を使って、SELECTで検索するときのパフォーマンスについて調べてみました。
およそ200件のデータから200回クエリを発行して、最大時間、最小時間、平均時間を求めたものです。
ここでは、その200回のクエリ実行結果の平均値を使用します。
さらに、この200回のクエリ処理を6回繰り返しています。
その6回の実行結果の中で、最大値と最小値を除いた平均値(よく統計で用いる論理です)を算出してみました。
MySQL(データベース)処理速度の計測結果
スタンダード(機能アップ前) |
スタンダード(機能アップ後) |
0.00756 ms
0.00267 ms
0.00364 ms
0.00815 ms
0.00283 ms
0.00488 ms
平均0.00473 ms というところですね。
|
0.00290 ms
0.00297 ms
0.00294 ms
0.00292 ms
0.00291 ms
0.00294 ms
平均0.00293 ms というところですね。
|
文字色は、min,max の値を意味します。
どうでしたか?
結果は、一目瞭然、確かに速く(安定的に)なったようです。
以前のMySQLサーバーのような、瞬発的な速さは感じられませんが、安定して速くなったようです。(かなり、速さのばらつきがなくなりました。)
実測からすれば、
5倍は、大げさかもしれませんが、
2倍程度の従来比は、安定してあるように思います。
データベース数もスタンダードで1個から20個へと大幅アップしましたから、かなり、使い勝手もよくなったと思います。
ただ、以前のさくらインターネットで複数のデータベースが使用できるという意味は、MySQLサーバーを複数使用できるという意味でもあったのですが、今回は、さすがにその点の機能は、アップされていません。
つまり、スタンダードプランでは、1台のMySQLサーバーに20個のデータベースを作成できるということです。また、その際のデータベースユーザは、唯一になります。
また、今回利用したスタンダードのCPUは、
Xeon Dual-Core E3110でした。(当たりです。
)
古い
Pentium Mのサーバーが、未だにあるのか不明ですが、今回、いくつか試用した限りでは、
Pentium Mに当たらなかったので、その点も改善されているのかなぁと思います。
今回当たったサーバーの
収容人数は、
ほぼ130人前後でした。
以前からすれば、この結果は良い感じです。
今回の調査であらためて、
機能的にもかなりバランスが取れていて、初心者にも上級者にもおすすめなレンタルサーバーだと思いました。
まずは、お試し期間で試してみましょう。
さくらインターネット の さくらのレンタルサーバ を試してみたい方は、http://www.sakura.ne.jp/
からどうぞ。お試し期間は、2週間あります。
※お試し期間中は、共有SSLは利用できませんから注意してください。

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