そもそも twilio って何?
twilio は、トゥイリオと発音するらしい。
そもそも、twilio は、米国のクラウド通信会社のことで、これを日本で取り扱っているのがKDDIです。
この会社は、ソフトウェアの開発を行っていて
WebサービスAPIを使って音声電話やテキストメッセージの送受信を簡単にプログラミングできるようにしたことで注目を集めた企業です。
( 出典 : Wikipedia )
テキストメッセージの送受信は、この企業に限らず、実現している会社は少なくないでしょう。
ただ、音声電話をこれだけ簡単にプログラミングできるようにしたのは、案外、少ないです。
一昔前なら、PBXの特殊なソフトウェアを使って音声ガイダンスなどの自動応答機能を利用していたのが、
簡単なXML形式の命令だけで、自動応答してくれる優れもののようです。
以下は、簡単なサンプルです。本家のウェブサイトにあったので、載せておきます。
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<Response>
<Gather action="handle-user-input.php" numDigits="1">
<Say>Welcome to TPS.</Say>
<Say>For store hours, press 1.</Say>
<Say>To speak to an agent, press 2.</Say>
<Say>To check your package status, press 3.</Say>
</Gather>
<!-- If customer doesn't input anything, prompt and try again. -->
<Say>Sorry, I didn't get your response.</Say>
<Redirect>handle-incoming-call.xml</Redirect>
</Response>
|
XML形式で書かれた電話の自動応答メッセージの制御を記述した例です。
- 最初に電話に応答したら、"Welcome to TPS.(ようこそ、TPSへ)" と音声が流れます。
- 次に目的にあった番号を押すように、それぞれガイダンスが流れます。
- "For store hours, press 1.(お店の時間ですか、それなら1番を)"
- "To speak to an agent, press 2.(サポートをお話したいですか、それなら2番を)"
- "To check your package status, press 3.(ご購入パッケージの状態のご確認ですか、それなら3番を)"
番号が入力されれば、handle-user-input.php へ処理を移行し、そうでない場合は、
"Sorry, I didn't get your response.(すみません、ご要望にお応えすることができませんでした。)"
とガイダンスが流れる・・・。
- 最後は、"handle-incoming-call.xml" (上記を記述したファイル名)へ移行する。つまりループするいうこと。
非常に簡単ですね。プログラムを少しでもかじっていれば、なんとなくわかるぐらい簡単なものになっています。
もちろん、日本では、KDDIがサポートしていますので、日本語もサポートしています。Sayタグに日本語を記述すれば、片言の日本語ガイダンスが流れます。
これもサンプルがありましたので、以下に載せておきます。
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<Response>
<Say language="ja-jp" voice="woman">はじめまして。電話をかけてくれてありがとう!</Say>
</Response>
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これは、もっと簡単で、自動応答するだけの記述です。(参考サイト : http://ascii.jp/elem/000/000/790/790902/ )
属性情報に language="ja-jp"
とするところがポイントです。
また、voice="woman"
の記述もありますが、これは音声を女性の音声を用いるかどうかの指定になります。
なぜレンタルサーバーをコラボなの?
上記のイメージだと、別にサーバーと何も関係ないような感じがします。
現実的に、コールセンターを制御するようなプログラミングや、電話の分析などは、twilioが提供してくれるサイトですべて行うことができます。
では、なぜレンタルサーバーのキャンペーンで twilio のポイントを?
もちろん、まだまだ知名度が高いと言えない twilio の宣伝であることは間違いありません。
ただ、この twilio の優れている点は、ウェブサイトにボタンを貼り付けるだけで、即サポートへつながるサービスなどを提供できる点にあります。
その際のリファレンス情報(どのページから呼ばれたか)などを同時に送信できるので、ユーザがどのページで迷ったり、どのページに興味を持っているのか、
いろんなデータを採取することができます。
特に電話をかける行為は、かなり強い意志が働くので、そのページの良し悪しが把握できたりもするのかなぁと思います。
やっぱり、メリットはEコマースなのだろうと思います。
それ以外に、どれほどの用途があるか・・・貧困な想像力しかない私にはわかりません。
ちょっとおもしろそうだったので、調べてみました。
以前は、PBXでボイスメッセージの制御などをプログラミングしたことがあるだけに、非常に興味深いですね。
これって、通信会社ならすぐに作れた機能のはずなんですが、日本で開発されていないのは、ちょっと残念ですね。
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