新ConoHa VPS vs さくらのVPS
早速、新ConoHa VPS と さくらのVPS の価格を比較してみましょう。
先にも書きましたが、今回のリニューアルにて、
機能面では 圧倒的に ConoHa VPS の方が上回っていると思います。
ただしディスク容量(SSD)については、全プラン 50GB 固定(オプションで増量可)なので、その点だけは、さくらのVPSが有利と言えるかもしれません。
全般的なハードスペックは、まあまあ、ConoHa VPS の同程度が若干上かなぁという感じです。
価格面を考えていますと、
今回の新ConoHa VPS では、今回も全プラン初期設定費0円です。加えて最低利用期間なしです。
それに対して、さくらのVPSは、全プラン初期設定費があります。
これらの違いから、価格を最大2年使用した場合の積算で比較してみました。
もちろん、最安値での比較をしたいので、さくらのVPSは、年間割引価格を使用しています。
以下は、年契約した際の利用料金の積算(総額)表です。
詳細表示切替
さくらのVPS,ConoHa 2年間の支払額の推移
利用経過月 | さくらのVPS[1G プラン] | ConoHa VPS (コノハ)[1GB] | さくらのVPS[2G プラン] | ConoHa VPS (コノハ)[2GB] | さくらのVPS[4G プラン] | ConoHa VPS (コノハ)[4GB] | さくらのVPS [8G プラン] | ConoHa VPS (コノハ)[8GB] | さくらのVPS [16G プラン] | ConoHa VPS (コノハ)[16GB] |
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1 | 2,325 | 900 | 3,449 | 1,750 | 7,300 | 3,420 | 14,600 | 6,670 | 29,200 | 13,010 |
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2 | 3,150 | 1,800 | 4,898 | 3,500 | 10,600 | 6,840 | 21,200 | 13,340 | 42,400 | 26,020 |
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3 | 3,975 | 2,700 | 6,347 | 5,250 | 13,900 | 10,260 | 27,800 | 20,010 | 55,600 | 39,030 |
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4 | 4,800 | 3,600 | 7,796 | 7,000 | 17,200 | 13,680 | 34,400 | 26,680 | 68,800 | 52,040 |
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5 | 5,625 | 4,500 | 9,245 | 8,750 | 20,500 | 17,100 | 41,000 | 33,350 | 82,000 | 65,050 |
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6 | 6,450 | 5,400 | 10,694 | 10,500 | 23,800 | 20,520 | 47,600 | 40,020 | 95,200 | 78,060 |
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7 | 7,275 | 6,300 | 12,143 | 12,250 | 27,100 | 23,940 | 54,200 | 46,690 | 108,400 | 91,070 |
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8 | 8,100 | 7,200 | 13,592 | 14,000 | 30,400 | 27,360 | 60,800 | 53,360 | 121,600 | 104,080 |
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9 | 8,925 | 8,100 | 15,041 | 15,750 | 33,700 | 30,780 | 67,400 | 60,030 | 134,800 | 117,090 |
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10 | 9,750 | 9,000 | 16,490 | 17,500 | 37,000 | 34,200 | 74,000 | 66,700 | 148,000 | 130,100 |
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11 | 10,575 | 9,900 | 17,939 | 19,250 | 40,300 | 37,620 | 80,600 | 73,370 | 161,200 | 143,110 |
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12 | 11,400 | 10,800 | 19,388 | 21,000 | 43,600 | 41,040 | 87,200 | 80,040 | 174,400 | 156,120 |
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13 | 12,225 | 11,700 | 20,837 | 22,750 | 46,900 | 44,460 | 93,800 | 86,710 | 187,600 | 169,130 |
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14 | 13,050 | 12,600 | 22,286 | 24,500 | 50,200 | 47,880 | 100,400 | 93,380 | 200,800 | 182,140 |
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15 | 13,875 | 13,500 | 23,735 | 26,250 | 53,500 | 51,300 | 107,000 | 100,050 | 214,000 | 195,150 |
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16 | 14,700 | 14,400 | 25,184 | 28,000 | 56,800 | 54,720 | 113,600 | 106,720 | 227,200 | 208,160 |
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17 | 15,525 | 15,300 | 26,633 | 29,750 | 60,100 | 58,140 | 120,200 | 113,390 | 240,400 | 221,170 |
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18 | 16,350 | 16,200 | 28,082 | 31,500 | 63,400 | 61,560 | 126,800 | 120,060 | 253,600 | 234,180 |
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19 | 17,175 | 17,100 | 29,531 | 33,250 | 66,700 | 64,980 | 133,400 | 126,730 | 266,800 | 247,190 |
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20 | 18,000 | 18,000 | 30,980 | 35,000 | 70,000 | 68,400 | 140,000 | 133,400 | 280,000 | 260,200 |
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21 | 18,825 | 18,900 | 32,429 | 36,750 | 73,300 | 71,820 | 146,600 | 140,070 | 293,200 | 273,210 |
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22 | 19,650 | 19,800 | 33,878 | 38,500 | 76,600 | 75,240 | 153,200 | 146,740 | 306,400 | 286,220 |
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23 | 20,475 | 20,700 | 35,327 | 40,250 | 79,900 | 78,660 | 159,800 | 153,410 | 319,600 | 299,230 |
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24 | 21,300 | 21,600 | 36,776 | 42,000 | 83,200 | 82,080 | 166,400 | 160,080 | 332,800 | 312,240 |
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赤字が割高な方です。
安価なプラン(1G,2G)では、1年~2年でさくらのVPSが価格的に逆転しますが、
それ以外では、少なくとも2年ではConoHaが安上がりだということになります。
もちろん先のディスク容量(SSD)の差はあります。
さくらのVPS 2Gプランが SSD 50GBであることを考えれば、ConoHa の1Gプランは、さくらのVPSよりリーズナブルなことは間違いないようです。
また、ConoHaのディスクオプションでは、
200GBを追加したい場合、2,500円/月 → 30,000円/年
500GBを追加したい場合、4,500円/月 → 54,000円/年 となることから、
8Gプラン、32Gプランの比較で、1年後のConoHaの価格に足しこんでみてください。
ざっくり、さくらのVPS 8Gプラン(SSD 200GB)、さくらのVPS 32Gプラン(SSD 800GB) の方が割安なのがよくわかります。
ここから、ConoHa の1Gプラン以外は、
見た目上の同じスペック(CPUコア数、メモリ、ディスク容量)で比較すれば、さくらのVPS が割安感があるようです。
もちろん、初期投資としては初期設定費0円のConoHaに分があります。
つまり、まとめると 概ね
同一スペックでの長期で同一プランを利用する場合は、さくらのVPS が安い
ディスク容量50GBでよければ、4Gプラン以上で 2年使っても ConoHa が安い
と言えるでしょうね。
以下は、1年後、2年後の各プランの積算の差額になります。1年後、2年後の差が縮まる(逆転)か、拡がるかをみれば、より鮮明になるでしょう。
プラン | 月 | 差額 |
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1GB | 12 | 11,400 |
- |
10,800 |
= |
600 |
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1GB | 24 | 21,300 |
- |
21,600 |
= |
-300 |
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2GB | 12 | 19,388 |
- |
21,000 |
= |
-1,612 |
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2GB | 24 | 36,776 |
- |
42,000 |
= |
-5,224 |
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4GB | 12 | 43,600 |
- |
41,040 |
= |
2,560 |
---|
4GB | 24 | 83,200 |
- |
82,080 |
= |
1,120 |
---|
8GB | 12 | 87,200 |
- |
80,040 |
= |
7,160 |
---|
8GB | 24 | 166,400 |
- |
160,080 |
= |
6,320 |
---|
16GB | 12 | 174,400 |
- |
156,120 |
= |
18,280 |
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16GB | 24 | 332,800 |
- |
312,240 |
= |
20,560 |
---|
また、ConoHaの1G プランでは、50GBとさくらのVPSより容量が多いにも関わらずかなりリーズナブルとなっています。
ConoHaの2G プランでは、同じ容量 50GBとなり、さくらのVPSに分があるようです。
こうしてみると、少なくとも1,2年はプラン固定で良い方は、さくらのVPSで良いのかなぁと思います。
そういう方は、APIによるスケーラブル機能なども必要ないでしょうし、ConoHaのメリットはあまりないと思います。
また、サイトの運営状況によって短いスパンで プランを変更したい方には、間違いなくConoHaは選択肢の1つでしょう。
初期設定費0円は、やっぱり、プラン変更を考えている方には、絶対的に有利です。
さらにAPIもありますから、負荷が高くなれば、自動的にスケーラブル・アップしてしまうこともできるので、やっぱり、ConoHaに分があります。
加えてクラウドに触れてみたい方は、900円/月(1.3円/時) という低コストで試すことができるので、面白いサーバーだと思います。
今回のConoHaのリニューアルは、プラン構成や機能に関して、ほぼ世界の格安VPSが提供しているものと同等かそれ以上となっていて、非常に興味深いです。
逆にさくらのVPSは、初期設定費という古来の価格設定を維持した点では、どうなのかなぁというのは否めません。
海外のユーザからすると、それほどの魅力がないものに写っている可能性が大きいでしょうね。
英語版のサイトが無いのも海外に目を向けていない証拠かもしれません。(もちろん、それが悪いわけではありません。)
このような点から、両者が、今後どのような発展をしていくのか興味深いところです。
さて、ユーザという観点からすれば、先にも書いたように
長期的、固定プランでOKの方は、さくらのVPSが安いです。
ConoHaのメリットは、海外のデータセンター(リージョン)が利用できる点や、API、DBサーバー、メールサーバー、ロードバランサーなども利用できる点でしょう。
さくらのVPSより高いと言っても導入コストは間違いなく安いですし、1,2年使ったとしても、その程の差があるわけではありません。
そう考えると、人によっては、先の様々な機能・サービスを利用できるメリットは大きいかもしれません。
さくらのVPSでなく
さくらのクラウド使うなら、ConoHaが間違いなく安上がりだと思いますね。
ConoHa VPS に興味のある方は、http://www.conoha.jp/ からどうぞ。
さくらのVPS に興味のある方は、http://vps.sakura.ad.jp/ からどうぞ。
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