さくらのVPSのWindowsプランはConoHa のWindowsプランよりお買い得か

価格からみた 新さくらのVPS Windowsプラン vs ConoHa VPS Windowsプラン

さくらのVPS Windowsプラン と ConoHa VPS Windowsプラン では、（格安のさくらのVPS W756プラン以外）ほぼ同じスペックのプランが、それぞれにあります。
ただし、さくらのVPSは、ディスクが全てSSDに対してConoHa VPSは、HDDとなっています。 そのため、ディスク容量としては、ConoHa VPSが良さそうに見えますが、SSDとHDDとの違いを考慮してみていただくとわかりやすかと思います。

また、
今回の新さくらのVPS Windowsプランでは、初期設定費０円ではありません。
それに対して、ConoHa VPSは、全プランで初期設定費０円です。

それらの違いを加味して、以下に各プランごとの比較の表をご覧ください。

これらの比較から、
8G - 16G プランでは、年間割引後の月額（最安値）であっても、さくらのVPS Windowsプランが高くなっていますので、 間違いなく ConoHa VPS の方が安上がりです。

しかし、1G - 4Gプランまでは、年間割引後の月額（最安値）比較からすれば、さくらのVPS Windowsプランが安くなっていますので、 初期設定費がある さくらのVPS でも、長く利用すれば、いずれはConoHa VPSより割安になります。

ただ、では、いったいどれくらい長く使うと さくらのVPS に割安感が出てくるかをシミュレートしたものが以下の表、グラフです。

※実線 : さくらのVPS価格、点線 : ConoHaの価格です。

このシミュレートから、

1Gプラン : 32カ月目
2Gプラン : 11カ月目
4Gプラン : 29カ月目

にそれぞれ積算価格が逆転しています。
つまり、それぞぞれ、

1Gプラン : 32カ月以上(約３年)使うなら、さくらのVPSがお得、
2Gプラン : 11カ月以上(約１年)使うなら、さくらのVPSがお得、
4Gプラン : 29カ月以上(約２年)使うなら、さくらのVPSがお得、

ということになります。

2Gプランは、１年で逆転することから、やっぱり、さくらのVPS Windowsプランの中で かなりおすすめなプランであることは間違いないでしょう。

機能からみた 新さくらのVPS Windowsプラン vs ConoHa VPS Windowsプラン

サーバーのスペックから見た差は、それほどありません。
ただ、若干、それぞれのサーバーの違いがありますので、下記に列挙してみます。

• さくらのVPSは SSD、ConoHa VPSは HDD
  

  速さは、SSDが群を抜いているので、容量を気にしないなら、間違いなくさくらのVPSに分があります。

• ConoHa VPSは初期設定費が０円
  

  初期設定費がある分だけ、さくらのVPSを利用する際は、初期投資が必要になります。（ただし、年間割引があるので、長く使えば割安な場合も有り） とりあえず使ってみたい方には、ConoHa VPSに分があります。

• さくらのVPSは、Officeなどのライセンス提供を行っている
  

  ConoHa VPSでは、Windows Serverのライセンスのみ利用料金に含まれており、以外は、ユーザにて準備する必要があります。 しかし、さくらのVPSでは、以下のようにWindowsの付属ライセンスをオプションの形式で提供しています。

  オプション名	対応バージョン	ライセンス種別	初期設定費（円）	月額（円）
  RDS (リモートデスクトップ)	-	SAL	0	500
  Microsoft Office Professional Plus	2013	SAL	0	1,750
  Microsoft SQL Server (1-4Core)	2014	コアライセンス	20,000	2,400
  Microsoft SQL Server (6Core)	2014	コアライセンス	20,000	3,600
  Microsoft SQL Server (8Core)	2014	コアライセンス	20,000	4,800

  RDS : リモートデスクトップのライセンスは、サーバ管理（構築や運用管理）以外の目的でVPSにアクセスされる場合に必要となります。 その場合、VPSサーバに加え、アクセスするご利用人数分の「RDS SAL」をお申し込みください。 リモートデスクトップで同時アクセスが可能なユーザ数は、ライセンス数に関わらず2ユーザまでとなります。

  SQL Server : SQL Serverをご利用の場合、 VPSサーバに加え、VPSの仮想コア数に応じた「Microsoft SQL Server」をお申し込みください。

  Microsoft Office : Microsoft Officeをご利用の場合、 VPSサーバに加え、アクセスするご利用人数分の「RDS SAL」と「Microsoft Office SAL」両方をお申し込みください。

  SAL : サブスクライバーアクセス ライセンス (SAL) は、ライセンス製品へのアクセスあるいはライセンス製品の使用が 許可される各ユーザーまたはデバイスごとに、ライセンスを取得していただくライセンス モデルです。