SOHOや中小企業(会社)でレンタルサーバーを選ぶときに確認しておきたいこと
SOHOや中小企業(会社)でレンタルサーバーを選ぶときに考えておきたい事柄を以下にあげてみました。
- 必要なメールアドレス数と使用頻度を把握しておきましょう。
企業なので、必要なメールアドレスがあると思います。
その必要なメールアドレス数(従業員数などから算出しましょう)を確認しておきましょう。
また、概ね1日あたりのメールの送信数・受信数を把握しておきましょう。
この情報から、メールの受信に必要なディスク容量や送信可能数などが確定します。
- 公開したいウェブサイト数を把握しておきましょう。
企業の情報公開用のサイトだけであれば、1つとしておきましょう。
それ以外に、サイトを設けたいと思われているなら、そのサイト数を確認しておきましょう。
この情報から、必要なマルチドメイン数が確定します。
- ウェブサイトを作成する手段を確認しておきましょう。
公開するウェブサイトを、どうような手段で作成しますか?ということです。
例えば、
- WordPressを使って動的なサイトのページを作成します・・・
- HTMLを直に書いてサイトのページを作成します・・・
- 独自にCGIプログラミングを駆使して動的なサイトのページを作成します・・・
などなど、やり方は様々あると思います。
このやり方を決めておきましょう。
このやり方で、必要な機能が確定します。
上記の例では、
- WordPress を利用するなら、PHP,MySQLが必要になります。
- HTML直書きなら、ほとんど機能は必要ないでしょう。
- 独自CGIプログラムなら、その言語に対応していなければならないでしょう。
となります。
また、更にSSLの暗号化が必要なページがありますか?
SSLを利用するのは、個人情報やクレジット情報など大事な情報を暗号化させたい場合に限ります。
一般的なメール送信機能などは、SSLであった方が良い程度で、SSLでないといけないわけではありません。
SOHOや中小企業(会社)でおすすめのレンタルサーバーは?
先のSOHOや中小企業(会社)でレンタルサーバーを選ぶときに確認しておきたいことの確認した内容に関係します。
以下は、メールの送受信量とウェブサイト数の関係を簡単にグラフ化したものです。
ここでは、主だった格安レンタルサーバーをグラフ表示しています。
上部のオレンジ色は、さくらインターネットの各プラン(スタンダード、プレミアム、ビジネス、ビジネスプロ)になります。
ここから、サイトを多くは公開(40 まで)できないもののメール系は強い(24,000 (通/日))ことを意味しています。
中部のシアン色は、ロリポップ!系の各プラン・サーバー(ロリポプラン、チカッパプラン、ヘテムル)になります。
ここから、サイトはそこそこ多く公開(無制限 まで)でき、メール系もそこそこ強い(10,000 (通/日))ことを意味しています。
下部の黄色は、ネットオウル系の各サーバー(ミニバード、ファイアバード、クローバー)になります。
ここから、サイトは多く公開(無制限 まで)できますが、メール系はちょっと弱い(800 (通/日))ことを意味しています。
ここで紹介しているレンタルサーバーは、
いずれも転送量の制限値は、目安でありその値も異常なくらい緩いですから、まず、問題にならないでしょう。
また、機能面では、十分なディスク容量もありますし、php,mysqlはもとよりRuby,perlなども動作します。
あとは、メールの制限とサイトの制限ぐらいでしょう。
安定感重視の方には、
さくらインターネット(ビジネスプロ) がおすすめでしょう。独自SSLへの対応もしていますから、機能的には申し分ないと思います。
メールも含めて、機能も豊富ですし、老舗としての安定性は抜群です。
安定感はNo.1ですから、おすすめのレンタルサーバーです。
サイト数は40までと限定されますが、まず、SOHO、中小企業の方で、サイトをそれほど構築される方はないと思いますので、このサーバーで間違いないでしょうね。
メールは会社業務程度の利用頻度でウェブサイトをメインに構築したい方には、
クローバー がおすすめでしょう。独自SSLへの対応もしていますから、機能的には申し分ないと思います。
メールの配信数(送信数)は少ないものの、ウェブサイトに関する機能の充実は、かなりのものです。さらにCPU、メモリのハードスペックを公開している点でも、好感度が高いです。
ハードスペックなら、この中では、群を抜いていると思います。それだけ、処理速度は定評があるということです。CMSなどでのサイト構築には、非常に向いているでしょう。
ハードスペックはNo.1ですから、メールによるビジネス展開を狙っていないなら、まず、おすすめのレンタルサーバーです。
メールもウェブサイトもいっぱい使いたい方には、
ヘテムル(heteml) がおすすめでしょう。独自SSLへの対応もしていますから、機能的には申し分ないと思います。
ただし、サーバースペックが古いものにあたるかもしれませんから、お試し期間でしっかりとサーバーのパフォーマンスを確認しましょう。
ここで紹介したレンタルサーバーは、それぞれの上位プランや上位サーバーになります。
SOHO・会社用となるとどうしても負荷がかかっただけで重たく感じるサイトでも困りますし、メールが遅延してしまうのも問題です。
そう考えると、ある程度上位プラン、上位サーバーが無難だと思います。
あまり予算ばかりに気をとられて安定性を損なうと会社としては、大きな痛手となることもあります。そこそこのサーバーをご利用されることをおすすめします。
口コミ・評判
口コミ・評判を投稿 :