さくらインターネットの消費税対応
さくらインターネットは、ちょっと変な消費税対応です。
4月以降にすべて8%の消費税を徴取します・・・というのは、どのレンタルサーバー会社でも同じだと思います。
違いは、3月までの対応です。
レンタルサーバーは、先にも書いたように長期契約ができる場合が多いです。その時の対応が独特です。
一般的なレンタルサーバー会社の対応は、
社内で消費税の対応が完了したある日付以降は、長期契約における請求金額に3月までの運用分5%と4月以降の運用分8%で消費税を計算し請求するようになっています。
(もちろん、消費税の対応完了日(ある日付)は、各社で異なります。)
しかし、さくらインターネットでは、3月までは全ての請求書は消費税5%で計算され、請求します・・・としています。
加えて、既に支払済の長期契約者に対しても、次回契約更新時に、4月以降の運用月に対して3%分の差額をさかのぼって追徴します・・・としています。
例えば上図のように 2013年9月に1年契約した場合であっても、その契約を更新する月(2014年9月)に少なくとも2014年4月~9月の6か月分については、差額の3%の消費税を追徴します・・・ということです。
えっ、えっ、えっ、って感じでしょうかね。
既に契約済のしかも支払を終えた分でも3%の差額が追徴!?されます。
さらにおかしなことは、契約更新しなかった場合です。
先の公開文書には、次回契約更新時に追徴するとしています。
しかし、契約更新しなければ追徴できないはずで、そこが何とも変なんですよね。
この理解が正しければ、そもそもお客でなくなる人には追徴せずに、お客を継続しようとする人には追徴するってどういうこと?(本当に継続契約しない方は追徴しないらしいです。以下、さくらインターネットへ確認した内容です。)
次回更新せずに契約を終了してしまった場合、消費税の差額は請求されますか?
新規契約で、3月までに支払う分については、5%での支払いのように記載があると思います。
その際、1年契約(12か月前払い)で申し込んだ場合は、利用期間が少なくとも数か月以上は、
消費税8%になりますが、先のページでは、その8%での利用期間に関する差額(3%×利用月数)は
次回契約更新時に上乗せされるという記載があります。
さて、この場合、次回更新せずに契約を終了してしまった場合、その差額は、どうなるのでしょうか?
その差額は請求しないということのように理解しましたが、間違いございませんでしょうか?
つまり、継続利用される方のみにさかのぼって差額請求されるが、そうでない方には請求しないということだと理解しております。
はい、お問い合わせの通り
2014年03月31日までのお申込み・お支払につきましては消費税率5%でのご請求を行わせていただきます。
ご契約後、次年度の更新を行われずご契約期間をもってサービス終了とされます場合、
所定の解約期限日までにお手続きいただくことで消費税率の差額につきまして、さかのぼってご請求が行われることはございません。
※解約期限日までにお手続きがございません場合は、8%のご利用料金と、2014/04/01~現在の契約期間までの消費税3%の差額をご請求いたしますので、お支払が必要となります。
逆でしょ、継続してくれるお客さんには免除しますよ・・・というなら、まだしも、逆のような感じがしますね。
まだ税金が上がるかどうかわからなかった時に契約した方々にとって、そんなのあり?と思わなくもないです。
ちなみにライバル他社さんの対応を以下に挙げておきます。
- ロリポップ!
2014年2月11日までの契約分は、全て5%での対応となります。(追徴しません)
2014年2月12日以降は、3月までを5%とし、4月以降を8%で請求します。
但し、同じ管理会社のヘテムル は、まだ消費税の対応について公開していません。おそらく同じではないかと思われます。
- CPI ACE01、CloudCore VPS
2013年12月31日までの契約分は、全て5%での対応となります。(追徴しません)
2014年1月1日以降は、3月までを5%とし、4月以降を8%で請求します。
KDDIウェブコミュニケーションでは、全てのサーバーで同じ対応を行っています。
- カゴヤ(レンタルサーバー) 、カゴヤ・クラウド/VPS
2014年2月28日までの契約(支払)分は、全て5%での対応となります。(追徴しません)
2014年3月1日以降は、4月以降を8%で請求します。
- お名前.com レンタルサーバー、お名前.com VPS(KVM)
まだ消費税について未公開となっていたのでサポートへ確認してみました。
貴社の消費税の対応について教えてください。
レンタルサーバーを長期前払い(例えば12ヶ月払い)を2014年3月までに支払った場合、4月以降の消費税アップ分は、後で追加請求されますか?
ご教示の程、よろしくお願い申し上げます。
(2014.2.14追記)
2014年3月31日までのご利用料金に対しては5%を適用します。
2014年4月1日以降のご利用料金に対しては8%を適用します。
※小数点以下が発生する場合は切り捨てとなります。
複数月分のご利用料金を既にお支払済みで(12ヶ月払いなど)、そのご利用期間に消費税率が変わる2014年4月以降が含まれる場合、「更新料金」と「消費税差額の追加請求」を、ご利用期間の満期月にまとめてご請求させていただきます。
※さくらインターネットの対応と同じです。別途としているので、契約更新の有無に関わらず「消費税差額の追加請求」は請求があるものと思われます。
(2014.1.31着)
消費税率の変更に伴うご料金の改定につきましては、現在弊社にて準備段階となっておりますため、詳細をご案内させていただくことが難しい状態となっております。
詳細決定しだいお名前.comホームページにてご案内させていただきますので、大変恐れ入りますが今しばらくお時間をいただけますようお願い申し上げます。
- ConoHa VPS
まだ消費税について未公開となっていたのでサポートへ確認してみました。
貴社の消費税の対応について教えてください。
ConoHaの月額料金は、4月以降の消費税アップ後も現在表記(税込表記)と同じ料金なのでしょうか?
それとも、現在表記の料金に3%アップした料金になりますか?
(2014.2.14追記)
2014年3月31日までのご利用料金に対しては5%を適用します。
2014年4月1日以降のご利用料金に対しては8%を適用します。
※小数点以下が発生する場合は切り捨てとなります。
基本後払いとなっているので5月請求分から8%となります。
(2014.1.31着)
お問い合わせの件、現在準備中でございますが、表記の件は現段階でご案内することができかねます。
誠に申し訳ございませんが公開まで今しばらくお待ちくださいますようお願い申しあげます。
正直、一番素直に理解できたのは、カゴヤ です。
単純に2月末まで契約、支払を終えたら5%ですよ・・・わかりやすいです。
基本翌月分を前払いするので、3月の支払となると4月分を支払うことになるので2月末までは、全て5%となるのは、理解しやすいです。
もちろん、ロリポップ!や、KDDIのCPI ACE01、CloudCore VPSにしても
消費税の対応を発表する前までの契約については、5%のままで対応、以降については、先のとおり4月以降の運用分については8%ですよ、これからの請求書はそのようになりますよ・・・とわかりやすいです。
さくらインターネットは、3月末までは今までの請求書と同じですよ、但し、全ての契約において、次回契約更新では、消費税アップした月日の運用分は、3%分を追徴しますよ・・・ということのようです。
ん・・・・どうなんでしょうね、間違いなく正論ではあります。消費税は4月から上がるんですから、4月以降使った分は、正しく納税しましょう・・・確かにそうなんですが・・・、皆さんはどう思われるでしょうか。
どうだったでしょうか。
さくらインターネットにしては、なんだかポイントがずれている感じがしたのは私だけでしょうか。
基本的にユーザ目線で頑張っている会社だと思っていたんですけどね、ちょっと、今回の対応は分かり難いです。
確かに正論だとは思います。運用する月が4月以降は、ちゃんと消費税を払いましょう・・・確かにそうです。
しかし、そう決まる前に契約した方にまでさかのぼるのはいかがなものでしょうかね。
ちょっと残念です。
まだまだ、GMO系のレンタルサーバーは、公開していませんが、基本的にロリポップ!あたりと同じような考えではないかと思います。
GMO系のレンタルサーバーのお名前.com レンタルサーバーは、さくらインターネットと同じ対応でした。(2014.2.14追記)
やっぱり 36ヶ月払いとかがありますから、さすがにこれを消費税5%のままというわけにもいかないんでしょうね。
まあでも、
初期設定費は、3月までは5%のままなのは間違いないですから、もし、借りようと思っておられる方は、是非、お早目に。
さくらインターネットの消費税対応の詳しい情報は、http://www.sakura.ne.jp/ のホームページからどうぞ。
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