さくらのVPS でIPv6を無効にしたらCPUの負荷が下がった
上記の記事では、さくらのVPS のIPv6 が使えるようにしたり、無効にしたりしました。
その結果、それぞれ、ほとんど無負荷な状態で、1日以上経過した場合のCPUの負荷状態をさくらのVPSのリソースモニター(グラフ)で確認してみました。
IPv6とは、
Internet Protocol Version 6 の略で、ネットワークのプロトコル(決まり事)です。
通常利用しているIPアドレスは、IPv4 で定義されたアドレスで、既に枯渇しています。そこで、随分以前から提案されていたIPv6への移行が進められてきました。
一般的には、IPv6アドレスが有名で、
IPv4では、約 232(= 約42億)個であったIPアドレスを約 2128(= 約340澗(かん))個まで使えるように定義したものです。(澗 : 1京の1京倍)
IPv4 アドレスの表記例 : 192.0.2.1
IPv6 アドレスの表記例 : 2001:0db8:bd05:01d2:288a:1fc0:0001:10ee
IPv4 では.が、IPv6では:へ、また、4個の10進数数値(最大255)から、8個の16進数数値(最大ffff)へ変更されています。
1週間のさくらのVPSのリソースモニター(グラフ)
- 緑 : デフォルト状態(インストールしたままの状態なので、IPv6は有効だが、グローバルIPv6アドレスは未設定の状態)
- 青 : IPv6 有効設定状態
- 赤 : IPv6 無効設定状態
上記のとおり、
デフォルト状態(インストールしたままの状態)以上に、IPv6 無効設定状態の方が、負荷が下がっています。
これが、全てではありませんが、一つの目安ではあります。
非常に簡単なグラフで、凹凸がはっきりわかるので、かえってわかりやすいのかなぁとは思います。
急激にCPU負荷が上がっている時間帯は、このサーバーでは、バックアップを採取している時間帯なので、負荷が上がっています。
また、このサーバーは、ほぼアクセスがない状態(無負荷)で、メールサーバー、ウェブサーバーなど基本的なサーバー系ソフトをインストールしている状態です。
もちろん、上記にグラフ表示期間の1週間は、IPv6 の設定のみを変更しただけであって、後は、何も変更していません。
それにしても、ざっくりとしたグラフではありますが、案外、IPv6 の負荷が高いのがわかります。
ここでは、IPv4 も IPv6 も両方利用している状態なので、そうなのかもしれませんが、IPv6 不要な方にとって、この負荷は無駄な負荷でもあります。
さくらのVPS でIPv6(無料)を無効にする を参照の上、IPv6 を無効にしておくのは、案外効果的なのかもしれませんね。
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