相互リンクはリスクが高い(SEOの基本)
このサイトでも、今までにも何度か 相互リンク に関するメールをいただいたいことがあります。(最近になってもいただいたので、ちょっと、ビックリして記事にしています。)
相互リンクについては、大変、申し訳ありませんが、全て、お断りしております。
「相互リンク」そのものは、一昔前に流行った SEOごまかしの手法の一つです。簡単に言うと、Googleの検索アルゴリズムをごまかすための手法という感じでしょうか。
ネットの世界で、数年前と言えば、現実世界では、数十年前のようなもので、もう無くなった、あるいは、すたれた手法だと思っていました。
しかし、Googleで「相互リンク」検索すれば、今でも続々と出てきます・・・。。。今でも、立派にあるんですね。 ちょっと、ビックリです。
今回は、そのビックリやお断りの理由を簡単に解説してみます。
相互リンクはリスクが高い
そもそも相互リンクをする理由
そもそも相互リンクをする理由は、
「検索順位を上げる」ことにつきます。
では、なぜ、相互リンクをすると検索順位が上がる?か?
それは、Googleの検索アルゴリズムにあります。
そもそも Googleは、
「人気のページは、他からのリンクが多い」という論理で、検索順位が決定されていました。(今でも基本的なアルゴリズムの一つですが、そのアルゴリズムは、そうそう単純ではありません。)
これは、Googleの初期の検索結果は、無条件にリンクが多いページは、検索順位が上に表示される傾向がありました。
あくまで、Googleの初期の話で、今では、無条件にリンクを増やしても、ほとんど効果はありませんし、
むしろスパム扱いされ、ペナルティをくらい検索順位の圏外へと順位どころではなくなることもあります。
そこで、初期のGoogleの検索アルゴリズムを手っ取り早く欺く?手法として、
「相互リンク」が生まれました。相互リンクをいっぱいこなせば、お互いにリンクしあうわけですから、リンクされる絶対的な数は増えます。
その際、重要なのが 検索キーワードをリンクする言葉(アンカーテキスト)で、そこに検索キーワードを埋め込むという単純な手法です。
この絶対的な被リンク数が、昔は、それなりに有効で、検索順位を上げることができたわけです。
言っておきますが、これは、一昔前の話で、今では、ほとんど通用しません。
相互リンクを断る理由
先にも言いましたが、「相互リンク」は、一昔前の話で、今では、ほとんど通用しません。
今のGoogleのアルゴリズムでは、リンク元とリンク先のサイトのテーマの関連性を重視し、さらに、埋め込まれたリンクの前後の文言から、
どれだけの信ぴょう性のあるリンクかを検証します。さらには、全くではないですが、アンカーテキストの重要性はなくなりつつあります。
逆を言えば、関連性のないサイト間のリンクは、スパムと認識されやすいということです。
スパム扱いされたら、ほぼ、検索順位の圏外へ飛ばされますから、インターネット上に存在しないも同然になりかねません。
それだけのリスクを追ってまで、「相互リンク」を行う必要性はないはずです。
さらに、新しいGoogleのアルゴリズムに挑む方もおられます。
それは、それで、構いませんが、Googleのアルゴリズムは、常に更新されていて、小手先の手段で、例え順位が挙がったとしても、
サイトの本質が優良でない限り、いずれ淘汰されるでしょう。
最近のパンダアップデート、ペンギンアップデートのように、スパムサイトを駆逐するアルゴリズムは、かなり、頻繁にアップデートを繰り返しています。
果たして、そのアップデートに対抗できますか?
そんなことで頭を悩ますより、良質なページを書くことが、昨今では、もっとも王道と呼べるSEOと言われています。
これは、今も昔も変わっていません。特に、小手先の手法が通用しなくなったころから、原点回避ではないでしょうが、本来の趣旨にあったSEOが叫ばれるようになりました。
そういうことで、このサイトでは、「相互リンク」は行っていません。
最後に
最後に、このサイトは、中小企業の方や、ショッピングサイト運営者、一般的な個人の方々を対象としています。
「サイトでなんでも良いから稼いでやろう」と思われている方々は、別として、
先の一般的な方々には、間違いなく「相互リンク」の誘いは断るべきです。
さらに言えば、「リンク貼るだけのSEO業者」とは契約すべきではないです。
「お宅のサイトの検索順位を100%上げます」なんていうSEO業者は、いよいよ危ないです。
もし、どうしてもSEO業者と契約したいなら、どういうやり方で、ご自身の検索順位を上げるのか、提案してもらうことです。
その提案に、「サイトへの被リンク数を増やす」なんてあると、ちょっと怪しいです。
最近のSEO手法?というのか、サイトアドバイザー的な業者さんの主だった手法は、以下のような感じだと思います。
- サイトのテーマをしっかりと確立する。
- ネットユーザのターゲットを具体的にし、そのターゲット向けの情報発信を行う。
- CMSを活用し、できるだけ情報の内容に専念できる時間を確保する。
- SNSを活用し、情報発信、拡散を狙う。
SEO業者さんが、具体的なサイトのテーマについての提案とターゲットに向けた情報発信についての言及があれば、
その業者さんは、少なくとも最近のSEOの動向チェックぐらいはしているのでしょう。ただし、その内容によりますけど。
まあ、いずれにしても本当に
「良質なページ、サイト」の構築と「サイトのテーマ」が大事であって、それに勝るSEOはないと思います。
だって、そんなに「良質なページ、サイト」なら、自然と自然なリンクも増えますし、サイトに関する言及もSNSでも他サイトでも増えますから、
Googleが、そのようなサイトを無視することはありません。
ただ、検索順位が1位になるかどうかは不明ですが、そんなサイトなら、間違いなく検索ページの1ページ目に載るはずです。
このサイトでもできる限り、良質な情報を発信できるようにしていますが、なかなか難しいのも現実です。
しかし、単純な被リンクをお金で買っていたようなサイトは、徐々に淘汰されているのを見ると、
まあ、このサイトのやり方は、地道ながらも、間違ってはいなかったのかなぁというところでしょうかね。
これから、レンタルサーバーでも借りてサイト構築を目指す方の参考になればうれしく思います。
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