お名前.com VPS(KVM) から さくらのVPS へ引っ越しした理由

これが一番大きな要因ですが、
お名前.com VPS(KVM) で ２台借りていたサーバーの内１台がダウンしました。
それも、GRUB (ブートローダーのこと) まで壊れていて、２度と立ち上がらない・・・・そんな状態になってしまいました。 今までレンタルサーバーを借りていて最悪の事態です。

幸いにも、データベースやサイト構築に必要なファイルは、バックアップがあったので、最終的には、OSからの入れ直しで対応することになりました。 その再インストール時でもパーティションがおかしくなっていて、別のOSを一旦インストールして、ターゲットのOSを入れなおすという面倒くさい手法で対応せざるをえないという すごいことになってしまいました。

もう１台は、今でも、何事もなく動作していますから、ダウンしたサーバーは、はずれだったんだでしょうね。
ただ、はずれにしても、この最悪の事態は、想定しておらず、非常にショッキングな出来事でした。

もちろんサポートへも問い合わせするものの、ディスクがクラッシュしたわけではないとの返信が来たのみで、こちらとしてもどうしようもない状況でした。

さくらのVPS のリージョンは、北海道（石狩）が良いと思う理由 でも記事にしましたが、 さくらのVPS 石狩リージョンは、良さそうだったので、いつか借りたいなぁと思っていました。

そこに、上記の事件勃発で、思い切って さくらのVPS へ切り替えようと思ったわけです。

実際、引っ越しした感じでは、思っていた以上に良いです。もっと、もっさりとした感じが出るのでは・・・と思っていましたが、そんなことはなく、それなりにレスポンスも早いです。

お名前.com VPS(KVM)は、年契約すると、さくらのVPS以上に安く利用することができます。
しかし、年契約の途中で解約（途中解約）した場合、お名前.com VPS(KVM)では、一切、返金がありません。
例えば、年契約して３ヶ月ほど利用して、解約したとしても、返金はありません。

その点では、さくらのVPS は、良心的です。
年契約の割引分は、差し引かれます（単純に月額払い時の料金で清算されます）が、年払い金から月額払いでの利用料金を差し引いた金額が返金されます。 （返金の振り込み手数料は、ユーザ持ちになりますので、さらに差し引かれます。）
例えば、年契約して３ヶ月ほど利用して、解約したとして場合、返金額は、以下のように算出されます。

返金額 ＝ 年払い金 － 月額払いで計算した時の全利用料金(ここの例では３ヶ月分) － 振込手数料

それほど戻ってくるわけでもないですが、なんか気持ちが良いですよね。

Debian 7 がリリースされました。
Debian 6 をずっと使ってきましたが、これで、メンテナンスも残り１年となりますので、いずれ、切り替える必要があります。

その際、使っているサーバーをそのままバージョンアップうすのは、非常にリスクがありますから、できれば、別サーバーを借りて、そこへ移行させる方法で、バージョンアップを図りたいと考えました。

そこで、Debian 7 にいち早く対応した お名前.com VPS か さくらのVPS か、という選択になり、さくらのVPSを選択ということになりました。

お名前.com VPS から 借りていたサーバーのIPアドレスをWhois で確認すると、
放射線影響研究所(Radiation Effects Research Foundation)が、元のIPアドレス管理者となっています。

JPNIC(Japan Network Information Center)でないので、ちょっと、気持ち悪かったので、変えようと思いました。
お名前.com VPS から 提供されているIPアドレスが、全て放射線影響研究所のものでもないと思いますので、多分、これもはずれなのかもしれません。