まずは、データベースを作成する
Joomla!は、Wordpressと同様、mysql(データベース)が欠かせません。
そのためJoomla!をインストールする場合、Joomla!用にmysql(データベース)を1つ作成しておく必要があります。
データベースの作成方法は、Wordpressと同じなので、ここでは省略します。
詳しくは、評判のエックスサーバー(XServer)に WordPressをインストールしてみた の 「まずは、データベースを作成する」 を参照してください。
Joomla!で使うデータベースの以下の情報を控えてきます。
- データベースホスト(サーバー)
データベースホスト名 あるいは、IPアドレス は、こちらをご確認ください。
- データベース名
- ユーザ名
[ ユーザ設定 ]で設定したエックスサーバー(xserver)のユーザ名 + '_' + ユニークな文字列 になります。
- データベースへアクセスできるユーザのパスワード
[ ユーザ設定 ]で設定したエックスサーバー(xserver)のユーザ名 + '_' + ユニークな文字列 に対するパスワードになります。
次に、PHPを設定する
データベースの作成を終えたら、次は、PHPのバージョンを5.2へ変更しておきます。エックスサーバー(xserver)では、PHPのバージョンが、デフォルトで5.1を使用しています。
Joomla!では、PHP5.2以降でないと動作しません。そのため、ここでも5.2へ変更します。
PHPの設定方法は、Wordpressと同じなので、ここでは省略します。
詳しくは、評判のエックスサーバー(XServer)に WordPressをインストールしてみた の 「次に、PHPを設定する」 を参照してください。
次に、ドメインを設定する
PHPの設定を終えたら、次は、Joomla!へアクセスするドメイン名を決めます。
ここでもWordpressと同じように、前々回の評判のエックスサーバー(XServer)を申し込み(契約)して、使ってみた で登録した独自ドメインのサブドメインを使ってみましょう。
サブドメインの設定方法は、Wordpressと同じなので、ここでは省略します。
詳しくは、評判のエックスサーバー(XServer)に WordPressをインストールしてみた の 「次に、ドメインを設定する」 を参照してください。
以降、ここで設定したサブドメインをjoomla.example.comとして説明します。
次に、Joomla!の最新版を展開する
データベース、サブドメインの設定を終えたら、次は、Joomla!をアップロードします。
エックスサーバー(xserver)は、機能アップにより SSHに対応したので、ここでは、SSH接続を行って、Wordpressの最新版をダウンロード、展開してみます。
SSHログインの方法は、評判のエックスサーバー(XServer)に WordPressをインストールしてみた で解説しています。ここでは、SSHでログインした以降について解説します。
- 最新のJoomla!をJoomla!のサイトから直接取得する。
$ cd joomla/
$ wget 'http://sourceforge.jp/frs/redir.php?m=jaist&f=%2Fjoomla%2F51018%2FJoomla_1.6_in_Japanese.zip'
--2011-03-17 03:53:38-- http://sourceforge.jp/frs/redir.php?m=jaist&f=%2Fjoomla%2F51018%2FJoomla_1.6_in_Japanese.zip
Resolving sourceforge.jp... 202.221.179.21
Connecting to sourceforge.jp|202.221.179.21|:80... connected.
HTTP request sent, awaiting response... 302 Found
Location: http://jaist.dl.sourceforge.jp/joomla/51018/Joomla_1.6_in_Japanese.zip [following]
--2011-03-17 03:53:38-- http://jaist.dl.sourceforge.jp/joomla/51018/Joomla_1.6_in_Japanese.zip
Resolving jaist.dl.sourceforge.jp... 150.65.7.130, 2001:200:141:feed::feed
Connecting to jaist.dl.sourceforge.jp|150.65.7.130|:80... connected.
HTTP request sent, awaiting response... 200 OK
Length: 8645447 (8.2M) [application/zip]
Saving to: 'Joomla_1.6_in_Japanese.zip'
100%[======================================>] 8,645,447 --.-K/s 時間 0.1s
2011-03-08 12:52:13 (540 KB/s) - 'Joomla_1.6_in_Japanese.zip' saved [8645447/8645447]
$
|
通常のSSHと違い、wgetの実施状況などは見えません。
少し時間がかかることがありますので、出力結果が表示されるまで、しばらく待ちましょう。
最初に、サブドメインのルートディレクトリ(joomla)へ移動し、そこでwgetで、直接、Joomla!の最新版をダウンロードしています。
現在(2011.03.12) では、Joomla 1.6 が最新のようです。
- 最新のJoomla!をサブドメインで指定したディレクトリへ展開する。
$ unzip Joomla_1.6_in_Japanese.zip
Archive: Joomla_1.6_in_Japanese.zip
Made with MacWinZipper?
inflating: Joomla_1.6_in_Japanese/administrator/cache/index.html
inflating: Joomla_1.6_in_Japanese/administrator/components/com_admin/admin.php
:
:
$
|
ここで解凍したディレクトリは、
サブドメインのルートディレクトリ/Joomla_1.6_in_Japanese
となっています。
Joomla_1.6_in_Japaneseというディレクトリは不要なので、以下のようにコマンド入力します。
$ mv Joomla_1.6_in_Japanese/* ./.
$ rm -R Joomla_1.6_in_Japanese
$
|
これで、サブドメインのルートディレクトリの配下にすべて展開されました。
最後に、Joomla!をインストールする
データベース、サブドメイン、Joomla!の最新版を展開しましたので、あとは、Joomla!をウェブインストールすればOKです。
Joomla!をウェブインストールするには、先に設定したサブドメインへ、ウェブブラウザから直接アクセスします。
例: http://joomla.example.com/
- ウェブブラウザからサブドメインへアクセスし、言語を指定します。
デフォルトでは、日本語になっていると思いますが、なっていない場合は、日本語を選択します。あえて別の言語がよければ、その言語指定します。
画面左上の次へ をクリックして、次へ進みます。
アクセスしたときに、以下のようn画面が出力された場合、
エックスサーバー(xserver)のPHPのバージョンが古いことを意味します。
前項の「
次に、PHPを設定する」を参照してください。
そこで、PHPのバージョンを5.2に切り替えていますから、ここでは、上記のようなエラー表示はされません。
もし、上記のようなエラー表示する場合は、手順に誤りがあるかもしれません。再度、手順をおってやり直してみましょう。
- ウェブサーバーがJoomla!をインストール可能な状態か確認し、表示します。
もしインストールできない状態でなら赤い文字でエラー表示されます。
特にエラー表示がなければ、画面左上の次へ をクリックして、次へ進みます。
ここで、上段部に 赤い文字でエラー表示された場合、
PHPの設定を正しく行えていれば、エックスサーバー(xserver)では、エラー表示されることはありません。
もし、ここでエラー表示される場合は、手順に誤りがあるかもしれません。再度、手順をおってやり直してみましょう。
- GPLライセンスの確認です。
GPLライセンスの承認確認ページです。
特に問題がなければ、画面左上の次へ をクリックして、次へ進みます。
- データベース情報を設定し、Joomla!で必要なテーブルを作成します。
- データベースタイプ : MySQLを選択します。
MySQLiがデフォルトで選択されますが、ここは、MySQLの方が無難です。
Joomla!では、確か?最新の1.6から対応したのではないか?と思います。
まだまだ、1.6は、新し目の機能は、バグが枯れてないですからね。
MySQLiとは、
MySQLiとは機能が向上したMySQLを扱うためのPHP5の拡張機能のこと。
PHP5とMySQL4.1以降のバージョンに対応しています。
新しい関数が追加され、従来のmysql関数群にiを追加しただけの関数など変更しやすい。オブジェクト指向の記述に対応。指定するMySQLの設定ファイル(my.cnf)の読み込みが可能になった。
など拡張された。
エックスサーバー(xserver)は、すべてmysqlのバージョンは、5.0以上ですから、エックスサーバー(xserver)側は対応できています。試してないけど。
Joomla!1.6は、超最近の久々のメジャーバージョンアップですから、リスク回避のため使ってません。もう少し落ち着いてきたら使ってみようと思います。
- ホスト名 : 先に控えたデータベースホスト(サーバー)名を入力します。
- ユーザ名 : 先に控えたデータベースのユーザ名を入力します。
データベースの登録中、[ ユーザ設定 ]で設定したエックスサーバー(xserver)のユーザ名 + '_' + ユニークな文字列 になります。
- パスワード : 先に控えたデータベースへアクセスできるユーザのパスワードを入力します。
データベースの登録中、[ ユーザ設定 ]で設定したエックスサーバー(xserver)のユーザ名 + '_' + ユニークな文字列 に対するパスワードになります。
- データベース名 : 先に控えたデータベース名を入力します。
- テーブルプレフィックス : 同じデータベースに複数のJoomla!をインストールする場合は、ユニークな文字列を設定します。
同じデータベースに1つしかJoomla!をインストールしない場合は、そのままで可。
ここで設定するテーブル接頭辞は、このJoomla!の識別子のようなものです。
- 古いデータベースの処理 : バックアップを選択します。
画面左上の次へ をクリックして、次へ進みます。
- FTPの設定ですが、セキュリティの面からここはスキップします。
画面左上の次へ をクリックして、次へ進みます。
- Joomla!のサイト情報を設定します。
- サイト名 : Joomla!で管理するサイト名を入力します。
(例:エックスサーバー(xserver)にJoomla!をインストールしてみた)
- あなたのメールアドレス : Joomla!の管理ユーザのメールアドレス
このアドレスは、パスワードを忘れてしまった時などにも用いられますから、不安な人は、良く使うメールアドレスが良いでしょう。
- 管理者ユーザ名 : Joomla!の管理ユーザ名 (デフォルト : admin )
セキュリティ上、admin以外を使うことをおすすめします。
- 管理者パスワード : Joomla!の管理ユーザのパスワード
- サンプルデータセット : 文字通りサンプル記事を作成します。
慣れている人は、通常は、インストールしません。Joomla!に慣れていない人は、サイトがどんな感じになるか参考になります。
サンプルデータをインストールする場合は、サンプルインストールをクリックします。
画面左上の次へ をクリックして、インストールします。
- Joomla!が正常にインストールできたら、以下の画面が表示されます。
インストール用のディレクトリ installation というディレクトリがあります。
セキュリティのために、これを削除します。
PHP Shellで、消してしまいましょう。
$ cd joomla.example.com/
$ rm -R installation/
|
もし、
installation というディレクトリを削除していない場合は、以下のような画面が表示され、この先の操作が何もできなくなります。
これでインストールは完了したので、再度、サブドメインへ直接アクセスしてみましょう。
Wordpressに引き続き、Joomla!をやってみました。
評判のエックスサーバー(XServer)に WordPressをインストールしてみた で行った
PHPの設定がしっかりできれば、何も問題なく設定できます。
初級者の方は、やっぱり、簡単インストール機能でやれるのがベストだと思います。
しかし、Joomla!の簡単インストール機能があるレンタルサーバーは少ないです。(日本では、やっぱりJoomla!はあんまり人気ないんでしょうね。
)
手動でインストールする際は、PHPのバージョンだけは気にかけておいた方が良いでしょう。
エックスサーバー(xserver)の場合、PHPのデフォルトバージョンがちょっと古いかもしれません。
一般的なCMSであれば、推奨バージョンはPHP5.3系まで引きあがっていますから、少なくともPHP5.2系であってほしいところでしょう。
その点では、最新のPHPバージョンをデフォルト設定している
ロリポップ!(lolipop)チカッパプラン の方が新し目のCMSには対応できるのか?と思います。
簡単インストール機能も充実していますし、手動でやっても、少なくともPHPのバージョンは概ね気にしなくてもOKです。
今回は、PHPの設定で若干手間取りましたが、それほどの問題でもなかったです。
ただ、初級者で、いろいろなCMSで試したいと思われている方には、もっと簡単インストール機能が豊富なレンタルサーバーを選んだ方が良いかもしれません。
そうでなければ、初級者でも十分いけます。(もっと有名どころのWordpress ,MT などには対応できています。)
ここで紹介した各レンタルサーバーの
無料お試しのお申込みは、
エックスサーバー(xserver)は、http://www.xserver.ne.jp/ からどうぞ。
ファイアバード(firebird)は、https://www.star.ne.jp/ からどうぞ。
さくらインターネットは、http://www.sakura.ne.jp/ からどうぞ。
ロリポップ!(lolipop)は、http://lolipop.jp/ からどうぞ。
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